素敵なみなさま、こんにちわ!
私は、今日はお休みで、先ほどまで、ピアノを弾いておりました。
かなり前に習った、ショパンのワルツや、リストの愛の夢、まあ、上手に弾けることは私には、生涯ないのではないかしら。( ;∀;)
実は、私は、50歳前後で、大病を3年連続でしております。
生まれて初めての入院もその時しました。
そして、患者になって、初めて分かったことがありました。
1年目
耳硬化症という病気になりました。左耳でした。ベートーベンと同じ病気らしい。耳の奥のアブミ骨が石灰化して、聴力が落ちる病気です。かなり、珍しい病気です。幸い、オペは成功して、多少聴力は落ちましたが、一応、今も左耳も聞こえています。
その時、私が行ったことは、いわゆる、ドクターショッピング!
そう、あちらこちらの病院にかかりました。まあ、結局、初めの大学病院で手術してもらいましたが。
ドクターショッピングをする患者様を、なぜ?と思っていた私でしたが、
不安!は人を迷わすものだと、その時、知りました。
2年目
こちらは、特にめずらしくもない、子宮筋腫。でも、この時は、手術はやはり地位の高いドクターが良いかな、と思い、その時勤めていた病院の先生のコネで、大学病院の産婦人科の助教授の先生に手術していただきました。
もちろん、手術は成功でしたが、そのとき、思ったのは、良い結果を得たいと思ったとき、ポジションで判断してしまう、誰しもおちいることです。
3年目
乳頭部線種
これは、良性の腫瘍ですが、とても珍しい腫瘍らしく、とても、不安になりました。初めに診てくださったクリニックのドクターの、お話、聞いているようで、実は全然理解できていませんでした。
普段なら、問題なく理解できることなのに、パニックになると、理解が不十分になる。
その後の手術の説明も、実は、私のご認識もありました。そのくらい、冷静ではなかったのでしょう。
3年間にわたる、病気とのおつきあいでしたが、薬剤師としての、私の認識を変えることになりました。
医療人として、患者様に接しているとき、寄り添おう!と思っていても、本当の患者様の気持ちはどこか遠くだったりします。
時には、上から目線で、心の奥で、患者様の行動を、ディスっていたりします。
ですけれども、この3年間の経験は、私を、少し、患者様に近づけてくれました。
弱い自分を知ったことで、人の辛さにも本当に寄り添えるようになりました。
そういう意味では、神様からのプレゼントの3年だったのかもしれません。
そして、この経験が、私をもう一度、病院勤務へといざなうことになるのです。もっと、勉強したい!という思い、緩和医療を学びたい!そんな思いが強くなったからでした。
病気も、ケガも絶対に患わない方が良いに決まっています。
ですけれど、かりに、病気になったとき、そんな、悲しい出来事のなかからも、人生の学びはあるのだと思います。
ちかごろ、コロナにかかって完治された方が、それにより、多くの学びがあったと、報告されています。
コロナは、やはり、辛い感染であることには変わりないですが、そんな方たちの、報告を見聞きするとき、私の心にも、小さな希望が湧いてきます。
とはいえ、病気にならないにこしたことはないので、予防はしっかりしていきたいですね。
本日も、おつきあい頂き、ありがとうございました。