素敵なみなさま、こんにちわ!
暑い!しか言えない毎日です。
さて、先日、鎌倉の薬局で、派遣勤務していたとき、
『小町通で、クレープ食べながら歩いていたら、トンビにクレープとられて、その時に口元を、くちばしで傷つけられたんです』とおっしゃる、患者様がいました。
こわ!と思った私です。
それで、思い出したことがあります。
小学生のころ、私は父の勤務の都合で、北海道に住んでいたことがあります。
そのころも、ピアノを習っていました。
その当時、北海道の子供たちは、冬になると、みんな、毛糸の帽子をかぶっていました。耳も隠れるようなもの。
私も、母が編んでくれた帽子をかぶって、その日、ピアノの先生のお宅に向かっていました。小学校4年生。
こんな感じの帽子。もう、色とかは覚えいないのですけれど、ボンボンのところに、母が凝って、ビーズをたくさん編み込んでいました。それは、とてもよく覚えていて、カラフルなピンクや黄色や、ブルーや、キラキラとキャンディーみたいにかわいくて、自慢のお帽子でした。
初冬の夕暮れ、その帽子をかぶって、レッスンバックをもって、あと少しで、先生のお宅というところで、カラスが、私の頭上めがけて、飛んできました。
そのあと、は、なんだか、黒い物体が、私の頭の上に張り付いてバタバタしていて。。。
当然、大泣きです!
昔は、とても、良い時代だったのでしょう。近所の人が大勢、道路に飛び出てきてくれました。一人のおじさまが、私の首元の、帽子の紐をはずして、帽子をとってくれました。その黒い物体は、カラス。
そして、カラスは、私の帽子のボンボンにくちばしが絡まってしまって、取れなくなっていたのです。
他のおばさんたちが、私を抱きしめて、
『怖かったね、。もう大丈夫だよ!N先生のピアノの生徒さんだね。いま、先生を呼んでくるね。』と。
帽子を取ってくれたおじさんは、その後、カラスをはずしたかは、私にはわからなかったですが、私の帽子を、パンパンとはたいて、それから、新聞紙に包んで渡してくれました。
(レジ袋でないところが、昭和)
しばらくして、先生が、駆けつけてきました。
近所の人とお話していました。わたしはまだ、泣いて、少し震えていました。
怪我がなくてよかった!帽子はちょっと、破けたわね!などどいう会話。
私は、先生に連れられて、先生のお宅へいき、ココアを飲ませていただきました。
そして、その後もレッスンが続く先生に代わって、ちょうど帰宅されてきた、小学校の教師をされている先生のご主人様に、車で家まで送ってもらいました。レッスンはできる状態ではなかったです。
母は、淡々と、ご主人様にお礼を言い、新聞紙に包まれた帽子をちらっとみると、気持ちよく(笑)ゴミ箱に捨てました。
その一週間後、母が編み上げた帽子には、ビーズはついていませんでした。
私の、カラス恐怖症はその時からなのだと思います。
結婚当初、夫が、驚く!を通り越して、笑い転げるくらい、カラスがいると、大回りして歩く、わたくし。
自然と怖がってしまうのです。
人の記憶は怖いものです。
記憶に左右されてしまうことは多いので、必要に応じて、その記憶を浄化していく必要があると思います。
でも、私の、カラスの記憶は、そのままで良いかな(笑)。
カラスを警戒する必要もありますからね。
そう、トンビもです。
鳶に油揚げ!とは昔のことわざ。今は、クレープもアイスも、ハンバーガーも狙われますよ!
行楽地では気をつけましょうね。
自然を大切にしながらも、気持ちよく、安全に暮らしていきたいものですね!
では、また。