強風の高速道路の走り方
大型車両、特にタンクローリーの後を走ると意外と走れる。
キャブコンユーザーの
「強風が怖かった。」
という話を良く聞きますが、私は
あの時
まで怖さを感じたことはありませんでした。
理由はあまり高速道路を利用しないから。一般道では少々風が強くてもあまり気になりません。
そんな私でしたが、ついに
あの時
がやってきました。
それは静岡県内の新東名高速道路を西に向かって走っていた時のことです。
季節は春。
最初は穏やかな向かい風を受けながら快適に走行していましたが、次第に北西からの風が強くなってきて、気づけば高速道路の端に取り付けられている吹き流しが真横に泳いでいます。
まっすぐ走れない。
怖くて左側の車線を80キロくらいで走っていると急に左からの突風。
気づけばpuppyは右車線を走っています。
右車線を走っている車がいたのですが、puppyを上手に避けてそのまま何事もなかったかのように走り去ってくれました。ありがとうございます。
でも
もう無理
速度はさらに下がります。
単に遅い迷惑な車です。
見つけたサービスエリアに逃げ込んで妻と作戦会議です。
ヤフー天気で風予報を確認すると今後5〜6時間は強風が続くとの予報。サービスエリアの大木も音を立て揺れています。
一般道を走るしかないのか。
カーナビで一般道でのルート検索をすると目的地まで所要時間6時間。(高速は3時間)しかもpuppyが苦手なヘアピンカーブとアップダウンが続く山の中を行けと言っています。
一体どうする。
puppyを恨んでいても問題は解決しません。
悩んだ挙句
開き直るしかない
キャンピングカーなんだから皆さん許してくれるはず。
だって走れないもん。
他の車には迷惑をかけてしまうけど
しょうがないもん。
高速道路をゆっくり走って行くことに決め、無事を祈りつつサービスエリアを出発しました。
ランプを加速し高速道路に入ろうとしたところ、前方にゆっくり走る
大型のタンクローリー
がいました。
「この後ろを走れば目立たない。」
と思いタンクローリーの後ろにくっついて走り始めました。
右側の車線を走る車は次々と私たちを追い抜いていきます。私はそれら車に対して
「ゆっくり走っているのはタンクローリーのせいなんですよ。」
心の中でつぶやきながら走りました。タンクローリーの運転手さんごめんなさい。
こんな感じで走り始め、次第に気持ちに余裕が出てくると、あまりハンドルが取られないことに気付きました。
速度計を見ると80キロ出ています。時々横からの風を感じるけれど怖くない。
これって
行けるんじゃなーい。
砕氷船が流氷を左右に押しのけて進んでいくように、タンクローリーが強い風の固まりを左右に押しのけてくれているのかもしれません。
ただタンクローリーはいつまでも前を走ってはくれません。
突然インターチェンジで降りてしまうのです。
そうなると大変です。新たな大型車両を探さなければなりません。
左側車線をゆっくり走って、つぎの大型車両を待ちます。puppyを追い抜いていった大型車の後ろについていこうという作戦です。
1台の大型トラックがpuppyを追い抜き、puppyの前に車線変更したのでこのトラックについていくことにしましたが、先ほどとはちょっと違います。スピードが速いのです。一生懸命に走りました。
やはり
大型タンクローリーの後が
一番安全
のようです。
あの時の大型車両の皆さま。あの時のpuppyを覚えていますか?無事に目的地に到着しました。
ありがとうございました。