20代フリーランス女子の海外2拠点生活ブログ

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20代で独立。フリーランスとして東南アジアと日本の2拠点生活しています。
夫もフリーランス。パラレルキャリアな夫婦の日々や家族、仕事のことなど日々綴っていきます。

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2020.9.17 PM6:13に娘を出産しました。

4時間くらいでスポンと産んでみせる!と安産への根拠のない自信で

ソフロロジーのイメトレに勤しみ、

バースプランもきっちり用意して

出産が楽しみで仕方なかった私。


まさか3日もかかるなんて


そしてこんなに痛くて苦しいお産になるなんて予想だにしていませんでしたガーンえーん笑い泣き



自然分娩→無痛分娩→陣痛促進剤→麻酔中断→鉗子分娩→胎盤用手剥離

という3日間、帝王切開以外は経験したお産のフルコース。

出産は命がけだということ。

命を生み出すこと、そして命あることは奇跡だと実感した経験でした笑い泣き

そして何より産院の先生、助産師さんに本当に助けられたので感謝感謝ですショボーン

次回の出産も絶対ここにしたい!と思える産院でした。

とても濃厚な3日間だったのでここに記録していきたいと思います。
※痛い話が無理な人は閲覧なさらない方が良いと思いますガーン

※レポめちゃくちゃ長いですガーン



9/15(火)
14:00
39週の妊婦検診。
子宮口は1-2センチの開き。また来週来てといわれる。前駆陣痛も続いてるしお腹も大分下がったので今週くらいかなぁとソワソワし始める。

22:15
お風呂上がりにジョワって何か漏れる。(お風呂入った後でよかった)量、匂いともに明らかに破水。産院に連絡いれ、登録しているマタニティタクシーを呼ぶ。5分くらいで来てくれた。この時陣痛なし。

23:15
産院に到着。高位破水しているので即入院。陣痛は来ていないので部屋で寝ましょう!となる。陣痛きても10分切って顔しかめるくらい痛くなるまでナースコールしなくていいよと言われる。夫は一旦帰宅。
明日中には生まれるかな!といわれやる気がでる。

9/16(水)
深夜1:00頃
重い生理痛のような痛みを感じて全く寝れない。7ー10分間隔。

6:00
5分間隔で大分痛いのでナースコール。
子宮口2センチ。全然開いてなくてショックを受ける。今日の夕方〜夜になるかなぁと言われてそこを目標に頑張ろう!と自分を奮い立たせる。
ひたすらソフロロジーの呼吸法を実践。

7:00
陣痛室に移動。夫合流。

8:00
朝食が豪華でおしゃれなので写真撮るが痛みであまり食べられず。

10:00
診察するも子宮口3センチ。ゆっくり進んでて順調だね〜!といわれるも、内心凹む。今日の夜中くらいに生まれてくれるかなぁといわれ、え、夕方って言われたのにとテンション下がる。
時間がかかると判断され入院部屋に返される。ひたすら3ー5分間隔の陣痛に耐える。

12:00
助産師さんのゴッドハンドと励ましの言葉(バースプランに優しくしてくださいと書いたw)でかなり救われる。夫も腰のマッサージ法を教わりやってもらう。
ソフロロジーの呼吸法や赤ちゃんへのポジティブな声がけ、自分の中でもポジティブ思考を徹底して痛みが少し和らぐことが判明し頑張る。
アクティブチェアや大きいクッションなど助産師さんが持ってきてくれていろいろな体勢を試す。アクティブチェア神!ってなる。

13:00
遅めのお昼陣痛食が出るも痛くて半分残す。
痛みの位置が変わって腰の下の方、下腹部、お尻が痛くなる。助産師さんがテニスボール持ってきてこれはお産が進んでるかも!と期待する。

16:00
診察。痛みも強くなってきて大分進んだだろうな!と期待に胸を膨らませるも、子宮口3-4センチ。完全破水したのでアクティブチェア禁止になり横になったまま安静を命じられる。横になる体勢がいっちばん痛いのでここからメンタルがやられ始める。明日には生まれるといいね〜とまた予想が伸びて激しい陣痛のたびに心折れそうになる。腰骨を何者かにひん曲げられるような痛みに悶絶。

18:00
明らかに痛みが増し、声が出てしまう。かなり強くさすってもらわないといてもたってもいられない。ソフロやポジティブな声がけも集中力がきれてより痛くなってくる。
陣痛間隔2-3分。なぜか間欠期がなくなって常にお尻と腰が激痛。
診察するも子宮口4センチで変わらず、ここでメンタル崩壊。
間欠期がないしんどさ、横向き姿勢により陣痛攻略が一切できないことで完全に心折れる。
しかもここで夜勤の助産師さんに、この感じだと明日の夕方以降かな。と衝撃的な言葉を言われる。
2-3分間隔の陣痛のたびに涙が出てくる。もう無理だ、なんのために頑張っているかわからなくなったと夫に、泣きつく。
必死に励まされるも、耳に入らない。笑

19:00
完全破水して羊水がどんどんなくなってきているのでこのままだと赤ちゃんが危ない、自然分娩は明日がタイムリミットと告げられる。(診察の結果、明日の夕方以降にお産になるだろうと既に言われている)
通常ならこの段階で帝王切開する病院も多いが本人の意向をくんで明日まで待ちますと言われる。帝王切開するよりかは促進剤の方がまだマシだと思うが、何より丸3日寝ずにこの拷問に耐えるのは無理だと心から思う。どうせ促進剤することになるなら今すぐ無痛にしたいと夫に懇願。
助産師さんと相談したらあっさり、いつでもできるわよと言われる。
とりあえず日を越すまで耐えてなんの変化もなければ麻酔をして赤ちゃんが出てきたいタイミングを待ってみよう。となる。

20:00すぎ
診察するも子宮口4センチで夕方からなんの変化もないと言われる。ここでもう先生呼んで麻酔してください!と訴える。

21:00
夫と最終話し合いをして無痛に切り替えることに。ここからはとにかくはやく麻酔して!としか考えられなくなる。(先生の丁寧な説明や優しく慎重な夫の、無痛に関するリスクなど質問する時間すら待てない)この間も陣痛は容赦なく襲う。
麻酔に頼ることやみんな自然分娩できているのになんで自分は…という気持ちを察したのか、優しい助産師さんが、今までの陣痛は無駄じゃないよ!ここまで耐えられたからこそ麻酔してもお産を進められるからね!と励まされ涙が出る。
そして世界中のお母さんたちに心から尊敬の意を抱く。あの痛みをみんな経験して乗り越えてるなんて…

21:30
陣痛が落ち着いた瞬間、同意書になぐり書きでサインし、手術室に走る。先生が手際良く処置をしてくれて麻酔完了。
10分くらいで痛みを全く感じなくなり感動!
人が変わったようにご機嫌にしゃべりだす笑
夫は一旦帰宅。

22:30
徹夜で疲れていたので気絶したように寝ていたが、陣痛で起きる。
え!めちゃ痛い!!どうやら麻酔が切れてきたのと、お尻の痛みはあまり取れないということが判明(早く言ってw)。夫がいない中一人で耐え、これが地味に辛かった。少し耐えるも麻酔前と変わらないので追加してもらう。
そこから麻酔が効いて爆睡。

9/17(木)
2:00
検温、血圧測定で起こされる。
トイレに行かされるも麻酔の影響で全く出ない。
管をいれられ尿をとってもらう。麻酔効いてるのでこちらも全く痛みなし。
麻酔の副作用で身体がめちゃくちゃかゆい。微熱が出始める。
定期的なお腹の張りとお尻の痛みはややあるが耐えられるレベル。

6:00
診察。子宮口5.5センチ。
この調子だと時間かかるので無痛にして本当よかったねと言われる。
麻酔を追加せず朝を迎える。お尻の痛みはややあるが耐えられるレベル。耐えられない痛みが出たら追加してもらうことに。
NSTつけっぱなしなので産むまでベッドから動けない。

8:00
院長から、陣痛が遠のいてきたので陣痛促進剤をスタートしましょうと言われる。
万が一それでも生まれない場合は帝王切開の可能性もあると説明を受ける。

9:00
促進剤スタート。結構張りが強く定期的に来るようになる。
夜勤の助産師さんから日勤の助産師さんに代わる。入院してから何人の助産師さんにお世話になっていることか…笑
こちらの産院は院長先生はじめ助産師さんみんな優しくて良い人。

10:00
麻酔の副作用で全身がめちゃくちゃかゆい。

11:00
診察。この短時間で子宮口8センチまで開く。促進剤の効果絶大。
深夜に入院してきた方(計画無痛)が分娩になり赤ちゃんの産声が聞こえる。わたしもあと少しだー!と気分が上がる。


12:00
ほぼ全開大に。
麻酔を少し弱めて陣痛を強めていくことに。
声がでてしまうくらいの痛みに戻る。

13:00
子宮口が全開になりきらずに赤ちゃんの頭と子宮口が一緒に下がってきてしまっているといわれる。

14:00
麻酔を極限まで減らし、ただただ押し寄せる陣痛に耐える。

15:00
いきみたい感覚になりいきんでいいよ!と言われる。
やっとここまできたー!といきみまくる。

16:00
分娩室に移動しよう!
ここまでよくがんばったね〜もう直ぐ会えるよ!と初日お世話になった(3日目にして再会)助産師さんに言われて俄然やる気がでる。

17:00
いきむたびに褒められるので順調だ!と思い込む。赤ちゃんの心拍が下がり始め先生と助産師さんたちが険しい顔になる。
助産師さんが何人か集まってくる。

17:00過ぎ
心拍の低下でアラームが鳴り始め
先生が鉗子分娩に切り替えます!とバタバタし始める。
巨大な金属のスプーン🥄みたいなのを子宮に突っ込まれ、グリグリされる←私の子宮は終わったと思ったw
更に助産師さんにお腹を思いっきり押されいきむように指示される。
全然出てこなくて入れ直して更にグリグリされる。
明らかにそれは無理!というサイズの何かを無理やり引っこ抜かれ(私の子宮終わったと思った②)3回いきんだあたりで赤ちゃんが出てきた。頭を金属のスプーンに挟まれてた。

18:00すぎ
感動よりも、やっと終わったという安堵感と私の身体は大丈夫なのだろうかという恐怖に襲われる。

胎盤が出てこないのでとお股の処置をされる。肛門のあたりから奥の方まで何箇所も避けたらしい。チクチク縫われる感覚が痛くて気持ち悪い。何箇所も縫うので時間がかかる。早く終わってくれーとひたすら思いながら娘を見て気を紛らす。

今度は胎盤が出てこない…と子宮の奥に手を突っ込まれる。胎盤癒着を起こしこのままだと危険だと言われ、手で無理やり剥がす作業が始まる。全然剥がれないと何度も何度もグリグリされる(私の子宮終わったと思った③)
これは激痛どころの騒ぎでない。わめいても何してもやめてもらえない拷問感に先生も助産師もみんな悪魔に思えてくる。
やっと胎盤が剥がれる。膣、子宮に大量の止血用ガーゼを詰めこまれる。これも傷口にガサガサの布を押し込められ激痛。
やっと拷問が終わった…と思うと同時にこの後の傷の痛みが怖くなる。
早めに痛み止めください!と分娩台の上で訴える。笑

19:00
カンガルーケアしたり写真撮ったり分娩室で夫と赤ちゃんの3人で過ごす。(コロナのため夫は分娩立ち会いから2時間まで一緒にいられる。その後は退院まで会えない)
出血が多いためその場で点滴をしながら安静にし、簡単な食事をとらされる。

20:00
着替えたり傷のチェックをして隣のcare roomに移動。出血多量のため自室には戻れず…
赤ちゃんもお預けに。
足はガックガク。高熱で頭はフラフラ。産後ハイで気持ちは元気だが意識がうつらうつら。←出血多量で貧血のため。

21:00
私が動けないため夫が身の回りの整理をしてくれる。家族に連絡を取る。

22:00
陣痛始まったことを知っている友人たちからラインがたくさんきていたので一つ一つ返事をする。夫とはお別れえーん

ここから痛み止めを使いながら優雅な入院生活を送りました合格クラッカー

お産終わった後、
授乳により傷ついたおっぱい、収縮する子宮、膣や肛門の傷口、腰が痛くて痛くて…

やっと終わった出産、、産後も全身痛いのかと気が滅入ってしまいましたえーんえーんえーん

けれど赤ちゃんは本当に愛おしいので痛くてもそれ以上に幸せに浸れる時間でしたラブ照れ

そしてこんな命がけの出産を経験している世界中のお母さんたちに心から尊敬お願いお願いお願い

次の出産は恐怖でまだ考えられないけれど(笑)、次回産むときもこちらの産院にお願いしたいと思いますお願いハート