秋がすっかり深まってきましたね。

仕事柄 秋は滅法忙しく ブログを書く余裕も無く・・・、17クール目の日程確保のため 仕事に没頭していました。

標題の通り 今回はCVポートを作ってもらってからの CVDでした。

 

病棟で 点滴で鎮静剤と 筋肉注射をして 念のため車椅子に乗せられて 放射線科の手術室へ。

先生・看護士さん方に 挨拶して 手術台に横になります。消毒されて 顔を青い紙で覆われますが、部分麻酔で意識はありますので、先生と会話も出来ます。鎖骨上を切開して 静脈から管を入れ 中心静脈まで入れます。その後 皮下トンネルを作ってポートの位置まで管を延ばします。別に皮下ポケットを作り 先ほどの管を接続したポートを入れます。この間 全て血管造影をしながら 確認し 最後に 実際に液を注入して 再確認。あとは キズを縫って完了です。2時間の予定が 1時間20分程度で済みました。皮下トンネルを作るのは 力仕事らしく 大変そうでしたが、術中 少し痛みを感じる瞬間があっても 全体的には あっという間の出来事でした。手術台から 自分で降りて 車椅子に座り、病棟に戻った後は もう 普通です。待っててくれた奥さんと歩いて ロビー階のCAFEに行き ミルクティーなどいただきました。

午後一番の手術でしたが、夕方に麻酔が切れ 一日程度 軽い痛みが続きましたが、3日目には ほとんど感じなくなりました。

 

前回の入院時に放射線科の先生の説明では ポート術後2~3日で使えると言われました。

内科の先生には 術後翌日には使えると言われました。

実際にポートを作った晩の回診で 内科の先生が 「術後1週間後からの使用開始推奨って 放射線科に言われたけど どうする?」と言われましたが 「イヤイヤイヤ、年の瀬も近いので 明日からやっちゃってください」と希望。ですが 翌朝 「今回は 念のため 抹消に針入れてやりましょう」と・・・。しかし! 私の血管は 筋金入りに 見えなくなってきているので 先生2人が各3回 計6回 針を射しては グリグリっと 探しても 見つからず。再度 先生方のチーム会議の上 放射線科の先生とも相談して 「やっぱり ポート!」ということになりました。

 

話はこれで終りません。ポートに針は 射せるのですが、液が通っていきません。2回やって駄目、放射線科の先生を呼んで もう一回やって駄目で 「レントゲンを撮って確認しましょう」ということになりました。皆さん準備のために 病室から出た後 しばらくして 内科の若手のイケメン先生が 「長めの針で もう一回やってみます!」と戻ってきて トライしてくれて、やっとゴーーーーーール!となりました。10回目の成功で 沢山の先生・看護士さんに面倒を掛けてしまいましたが、上手く射さりさへすれば 液の流れはとてもスムーズで 順調にCVD2日間を過ごすことができました。感謝です。

 

今回ポートで感じたメリットは 血管痛を感じなくなったことと、両手が自由なので 精神的にかなり楽ということ。

鎖骨の上下に 3~5cm程度の痕が残っていますが、とても綺麗に塗って ボンドで留めてもらっているので 数年で分からなくなると思います。あと 動きによっては 管が動く感じがします。まあ これは慣れてくるような気がします。

デメリットは よーく見ると 鎖骨上に管の膨らみが見えること、そして ポートの出っ張りですね。

私の場合は 5mmくらい出ている感じです。まあ 男性だと「やる気スイッチを作った!」と思えば良いと思いますが、女性は 気になる方も居られるかも?という感じです。

50歳過ぎのオヤジという前提ですが、現時点で メリットが多く やって良かったと感じています。

 

今回 試行錯誤の中 提案してくださった先生方に感謝です。

 

 

追伸:

今回も 若い看護士さんから 「PGさんのベッドは 石鹸の香り」と言われました。

洗濯機に入れる「香りのビーズ」を いくつかの不織布に 少量ずつ包んで 置いてあるだけです。

CVDの二日間は シャワーどころか 着替えをする気力さへ 萎えることがあります。

薬のせいで 自分から不自然な臭いが出ていることを感じることもあります。

枕の下や 棚や引出など この包みを置いておくだけで 自分も廻りも ホッとさせられる瞬間が 毎回あります。

お勧めです。是非お試しください。