昼に、某牛丼チェーンへ行った
何年振りだろうか・・・?
そこでのちょっとしたトラブル
半分近く食べた所で、丼の中に黒く長細いものが!?
「・・・・・・」
毛髪である
店員を呼んで無言で丼に向けて指をさすと、不可思議な表情
指をツンツンと動かして、無言のまま「良く見ろ」というジェスチャーをすると
やっと見えたのか、ちょっと驚いた表情をして
「申し訳ございません、少々お待ち下さい」と言うと共に
毛髪ブレンド牛丼を持ってその場を立ち去っていった
異物混入は飲食店にとっては致命的なミスだと言う事は知っている
大袈裟に騒いだり、誠意の名の下に過大な賠償を要求する不埒な輩も少なくないと聞くし
何より毛髪1本でさえ、保健所にでも通報されればそれなりに面倒な事になる
ましてFCのチェーン店ともなれば、本部との間に何らかのペナルティが発生する可能性も
十分に考えられる
だから経営者やお店の責任者は過剰なまでにピリピリするものだ
まぁそれはそれとして。。。
スグにお店の責任者と思しき中年女性が出てきて平謝りとなった訳だが
「今すぐ代わりをお持ちします」と言う、いわば当り前の申し出に対し
私はNOの返事をした
半分近く食べて、多少空腹感が収まった状態で
毛髪ブレンド牛丼を食べていたと言う事実を目の当たりにして
食欲はすっかり失せていた
それより何より、7割以上の席が埋まった店内でオーナーと思しき人間が頭を下げている光景は
いかにもトラブルがあったようで、むしろこちらのバツが悪い
昨今の柔道問題じゃぁないが、か弱い女性を意地悪なオッサンがいじめているようにすら見える
面倒くさいし気分もすっかり萎えたので、さっさとこの場を立ち去りたいってのがホンネ
「もういいから」と言って1,000円札を出すと
「代金は頂けませんので」と・・・
これも日本の飲食店の対応としては、至極当り前なのだろうが、
如何せん周囲の注目度合いが少しずつ上がってきているこの空気の中で
出した1,000円札を引っ込める方が気が引ける
「もういいから、さっさとお釣り頂戴」
ちょっと怒り気味に言ってやっと会計を済ませてそそくさと店を出る
気分は良くは無かったが、やはり日本の店、いや日本人の平身低頭な心はいいと思う
現在の滞在国で、飲食店での異物混入など日常茶飯事である
むしろ、良く見ないで食べるなんて大胆なマネが出来ないほど警戒心が養われる国だ
だからと言う訳じゃないが、アチラでは髪の毛程度で文句を言っても
逆に店員に「自分で取れよ」位の事は言われるだろう
そこまで言わないにせよ、作り直したり代金を受取らないなどは絶対に有得ない
まして責任者が謝る等、天地がひっくり返ってもないだろう
責任者を呼びつけたら確実に、
「コイツが作ったんだから私は悪くない」と厨房担当者を引っ張ってくるのがせきのやまだ
いままで散々こう言う奴らと対峙してきて、半分当り前になりつつあったが
久々に日本でトラブルを喰らって改めて、日本人の腰の低さに感心してしまった
世界に出たときに、この腰の低さは確実に弱味であり
日本外交の弱さを象徴する場面なのだが、一日本人としては、永遠に失って欲しくない
日本人の良さであると思う