こんばんはー
そののんです。




週末、インドネシアで、
念願だった
初・昆虫採集をしました〜


ゲットしたのは、
コーカサスオオカブトと…
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ベリコサツヤクワガタです
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どっちも
ツヤツヤ、ピッカピカでしょう〜


いずれも
インドネシアのジャワ島では
標高1000メートル以上にしか
生息していない、
正真正銘のジャワっ子たちです爆笑



今回、昆虫採集に向かったのは
インドネシアは
西ジャワ、ボゴールに位置する
プンチャック方面やしの木
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…なんて書くと、
どんなすごい
ジャングルの奥地なのかと
思われるかもしれませんが、
ジャカルタからは
渋滞込みで車で約3〜4時間くらいの
ところです


渋滞がなければ
1時間ほどでスイスイ
行けてしまうのではないかと
思うんですけどねぇ…


なにせ、一本道なので、
みんな同じ道を通るしか
ないんですよね
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どこもかしこもビッシリ車、
渋滞目当ての物売りの人の数も
すごいです


しかし、
標高約1000メートルとあって、
ジャカルタとは違い、
ものすごく寒いっチューギザギザ
超・ディンギン(dingin=寒い)雪の結晶


私も完全山ガール状態のいでたちで
ロングブーツに
ジャケットを羽織り、
まさかの真冬スタイルセーター


気温が低いからか、
生えてる木も
ジャカルタにあるような
ヤシの木ではなくて、
日本で見かけるような木に
似ていたりします霧


こちらのボゴール地方は
インドネシアでも
雨量が特に多い地域で
ほとんど雨と霧ばっかりだと
言われています雨


降った雨が
どんどん川のように
地表を流れていきます
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みるみるうちに
茶色い水たまりが…
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この中を、カッパを着て
ずぶ濡れになりながら
歩きすすんでいくのですが、
山ヒルがいて、
手足など肌が見えていたりすると
知らないうちに
血を吸われているのですよ〜笑い泣き


ジャングル中での昆虫採集は
自然との戦い、
このとてつもない雨が
川を下り、海へと流れ込み、
そしてまた、海面から湧き上がって
熱帯雨林に降り注ぎ、
この地球を潤しているのですね〜チュー


ビバ ジャングル


この日は
インドネシア昆虫センターの
吉川博士はじめ、
センターのスタッフの皆さんが
採集をレクチャーして
くださいましたウインク 吉川博士↓
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さすがに雨の中なので
たくさんは採集できなかったのですが
バッタやナナフシ、
カマキリなどの
葉っぱに集まる昆虫が
見つかりましたクローバー



この後、軽く休憩をしてから
いよいよ夜の昆虫採集へ…星空


雨も上がり、
漆黒の闇の中を車で
さらに奥へと移動していきます車
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本当は、
ジャングルの奥へ行けば行くほど
珍しい昆虫に出会えるのですが、
どんな危険が待ち受けているか
わかりませんにやり


今回は
子連れの私たち初心者にも安全な
昆虫採集できる里山へと、
吉川博士たちが案内して
くださいました照れ


昆虫採集は
灯りに昆虫が集まってくる
ライトトラップ方式で
行いましたよひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球
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こんなふうに、白い布を張って、
そこをめがけて
山の奥から飛んでくる
カブトムシやクワガタムシを
ゲットしようという作戦ですウインク



まずはじめに
どんどん集まってくるのは
蛾、なんですけど、
大小さまざま、
いろんな蛾が集まってきましたよ〜
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左上のは
枯葉に擬態した、カレハガ、
だと思われます


厳しい自然の中で生き抜くために
いろんな工夫をしているのですね〜
素晴らしい流れ星



大きなカブトムシやクワガタムシは
この布に到達する前に、
一面に広がっているお茶畑の上に
舞い降りてくるのだそうで、
真っ暗なお茶畑の中を
懐中電灯を手に昆虫を探すのです爆笑

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プライバシー保護のために
人物を加工してるので、
なんかリアリティに欠けますが…



昆虫を探しながら、
昆虫センターの方が焼いて下さる
牛肉のサテや、焼きとうもろこし、
シンコンという
ホクホクしたお芋、
ミーゴレン(焼きそば)などを
いただいたりして、
大自然を満喫します
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夜のジャングルでいただく
インドネシア料理の
なんと美味しいことでしょうラブ



そのうち、
あちこちで
「コーカサスオオカブトだー」
とか、
「クワガタムシだー」とか、
いろんな声が上がりはじめ、
大人も子どもも負けじと
こぞって茶畑の中で
大宝探し状態です


最後には
ほとんどの子が
いろんなカブトムシやクワガタムシを
とることができて、
ときには、目の前にぽとん、と
飛び降りてきたりもしました



そしてうちの子が見つけた
ベリコサツヤクワガタ♂
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初めて見る種類の
クワガタムシでしたが、
「これはジャワ島の
    標高1000メートルの
    ここにしかいない
    貴重なクワガタムシですよ〜」
と教えてくださり、
子どもの感動は
ヤッター爆笑と、最高潮に…ルンルン


他にも
コーカサスオオカブトを2匹
捕まえることが
できました爆笑

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このコーカサスオオカブトも、
先ほどのベリコサツヤクワガタも、
本当は
もう少しツノやハサミが
大きいはずなのですが、
近年、その大きさが小さいものが
増えてきているとのことびっくり


どうしてなんですか?
と吉川博士に聞いたところ、
地球温暖化のため、
暖かくなりすぎて、
幼虫が大きくなる前に成長に
なってしまうからなのだそうですガーン


暖かいと木々も
早くよく育ちますが、
虫たちは幼虫時代が短くなって、
成虫になったときには
小さいまま…
ということなんですねぼけー


こんなジャングルの奥地の
小さな虫たちにまで、
地球温暖化の影響が出ていることに
人間として
とても責任を感じた瞬間でした


コーカサスオオカブトも
ベリコサツヤクワガタも
数ヶ月しか
生きることができないのだとか…


私たちに
自然を守ることの大切さと
この厳しい環境の中で生きる命の
素晴らしさを教えるために
やってきてくれた昆虫たち…


大切に育てています


ありがとうございます

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標高が高いため、とても涼しく
ジャカルタでは売ってはいても
咲いていることはない、
紫陽花の花が咲いていましたよ
(車中より撮影)



インドネシア昆虫センター