不意に広場で声をかけられ
話の流れで対局の解説を書く
こととなった。
黒R1700台対白R1400台の対局
ということで解説はやや長いもの
となっている。
内容的には初心者の人が読んで
理解できるように書いたつもりだ。
実戦では白C6と打たれたがこれは
悪い手である。
という、とてもいい手を与えているか
らだ。
オセロの序盤、中盤の基本は自分の
打てる場所が多く、相手の打てる場所
が少なくなるよう打っていくことである。
自分の石が接している空きマスは相手の
打てる場所になりやすい。
そのため、できるだけ空きマスに接して
いない部分を自分の石にするよう打つ
のがよい。
黒D6の手のように
1、くぼんでいるところに打つ
2、他の石で囲まれている石を
返すように打つ
ように打つと自分の石が接している空き
マスをできるだけ少なくすることができる
のである。
図1で正しい白の手はC4である。
多く接してる所に打たせることができた。
黒にF4という好手を与えてしまっている。
黒F4は
1、くぼんでいるところに打つ
2、他の石で囲まれている石を
返すように打つ
ような手になっていることを確認してほしい。
オセロでは序盤は中央の四×四マスの
中へ打つよう心掛けておくと自然と自分
の石が中央にかたまり、相手の石に自
分の石を囲ませるようないい形になるこ
とが多い。
しかし図2のように相手に好手を与えて
しまう時は中央四×四マスの外側に打っ
ていかなければならない。
図2ではD7と打つのがよい手だろう。
打てた場所のB3F3B6B7D7F6の六か所
を同時に打てなくしている。
このように相手の石を消すことで相手の打
てる場所を減らすことを種消しと呼ぶ。
ここで打たれた白F3は悪手である。
空きマスと多く接している石を返したため
右側に黒の打てる場所が増えてしまってい
ることに注目してほしい。
図3では他の石に囲まれている黒石を返す
よう白D7に打つとよい。
このように囲まれている石を返すよう
打つ手を中割りと呼ぶ。
初心者向け対局解説②に続く