先週の「夏きもの展」
先々週の「振袖展」
と続いていて、またお稽古やイベントなども
この季節に詰め込んでいたので
ようやく今日は、ほっとひと息。
とはいえ、昨日は、展示会とは別に
お客さまからご予約をいただいておりました。
ご用意させていただいていたのは
付下の一式。
以前は訪問着をお求めくださったお客様。
お子様も大きくなってらして、
華美過ぎないものもひとつあってもよいかも
ということで、付下げをご依頼いただきました。
こちらの染元は
わたし自身、本格的にこの仕事をし始めたときに
「ぜひ!」
とお願いして、各職人の手仕事を実際に見せていただきに行った染元です。
そのときは社長自ら、職人のお宅を一軒一軒案内してくださったのですが
その社長の言葉
『一流は二流とは交わらない』
この言葉は、忘れることはありません。
そして20代はじめにその言葉を聞いたときよりも
今の方が、実感をもって、言葉の重みを受け止められるように思います。
『一流』
というのは、もう、見た瞬間にわかります。
それは言葉では説明できない、氣のようなものさえ放つものだと思います。
思わず息を呑む。
胸を打たれる。
そのような感動があります。
そのような「一流」をみなさまにご紹介できることを
噛みしめながら。
そして、どうかこの技が、後世にも伝わってゆきますように
と祈りつつ
いまこの時代に、このお仕事をしてゆくことの意味を、わたしたちの役割を
考えさせられる、そのような商品たちです。
あなたも一緒に ワンランク上の着物美人、めざしませんか
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