「トリミング」とは犬の被毛を適切な長さや形にカットして身だしなみを整えることです。 通常はプロに任せますが、何らかの事情でトリミングサロンに行けない人のために自宅でもできる「セルフトリミング」の仕方を写真や動画とともに詳しくご紹介します。

 

1. トリミングの必要性

犬の身だしなみを整える「グルーミング」には、ブラッシングやシャンプーのほか被毛をカットするトリミングが含まれます。 簡単に言うと長くなりすぎた犬の被毛をカットして適切な長さに調整することで、トリミングを行う人のことをトリマーとも呼びます。 ヘアレス(無毛)やショートヘア(短毛種)の犬ではほとんど必要ありませんが、ミディアムヘア(中毛種)やロングヘア(長毛種)の犬では時と場合に応じて不要な毛をトリミングしなければなりません。 トリミングが必要となる部位と理由は以下です。

トリミングの部位と理由

·   体全体の被毛犬の中には人間の髪の毛と同じように、被毛をカットしないと延々と伸び続けていく犬種がいます。 具体的にはトイプードルやヨークシャーテリアなどです。 こうした犬種のトリミングを怠ると、毛がもつれて収拾がつかなくなりますので、定期的に毛を短くカットする必要があります。 また夏場の体温調整をしやすくするという効果もありますので熱中症予防にもなるでしょう。

·   マズル周辺の被毛マズル(鼻周り)周辺の被毛が伸びていると、餌を食べたり水を飲むたびに被毛が濡れたり汚れたりします。 そのまま放置しておくとバクテリアが繁殖して悪臭を放つことがありますので、毛を短くカットしておくと衛生的に保てます。

·   眼球周辺の被毛眼球周辺の被毛が伸びていると、垂れ下がった毛先が目の表面に触れて炎症を起こしてしまいます。 炎症が長期化すると角膜炎に発展してしまうかもしれませんので、毛を短くカットしておく必要があります。

·   前足や後足の被毛前足や後足の被毛が伸びていると、歩くたびに地面と触れて汚れてしまいます。 また草地を歩くとダニがついてしまうこともありますので、毛を短くカットしておく必要があります。

·   腹部の被毛腹部の被毛が伸びすぎると、特に短足犬種では歩くたびに地面をモップがけするような状態になってしまいます。またオス犬の場合、おしっこするときに尿がかかってしまうかもしれません。 ダニが草から飛び出して侵入しやすい場所でもありますので、毛を短くカットしておく必要があります。

·   足の裏の被毛犬の足には肉球が付いており、汗をかくことで滑り止めの役割を果たしています。 しかし指と指の間から被毛が飛び出していると、肉球が持つせっかくの滑り止め機能が半減し、床の上でスリップしてしまうかもしれません。 汚れが染み付いて毛玉にもなりますので、毛を短くカットしておく必要があります。

·   肛門周辺の被毛肛門周辺の被毛が伸びていると、ウンチをしたときに排泄物がこびりつき「ディングルベリー」(dingleberry)と呼ばれる綺麗とは言えない塊ができてしまうかもしれません。 あらかじめ短くカットしておけば汚物が付着することもなくなるでしょう。

上記したのはすべて犬にとってのメリットですが、人間にとってのメリットもあります。 例えば犬の見た目が美しく(可愛く)なって飼い主の自尊心が満たされるとか、毛量が減ってブラッシングやシャンプーが楽になるなどです。 また犬アレルギーを発症してしまった人にとっては、被毛に付いたアレルゲンとの接触機会が減って症状が軽減されるといった恩恵もあるでしょう。 このようにトリミングには、犬と人間両方に対するたくさんのメリットがあるのです。

 

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詳細な参照先: www.petscare24h.com