時計の針が12時を回れば母の命日です。
前日の夕方に会って、それから半日も経たずに死んじゃうなんて。 
思ってもいなかったから、バイバイもそこそこ、
「また明日来るよ」なんて病室を出ました。
暑くて「アイスコーヒー飲みたいね」なんて会話をして、その日は違う飲み物を買って行ってしまってたから、「明日持ってくるよ」なんて。

あの時は気付かなかったけど、今、思いだすとあの時の母の表情はとてもうらめしそうな顔をしていました。
去年も確か同じような感情で夜を過ごしました。
懺悔の夜です。

明日の朝になればまた違う気持ちになれるのでしょうが、この日のこの時間はとても辛いのです。少しの救いは2年前のあの日と違うこの梅雨寒です。2年前はもう暑かったけれど、今年は肌寒く、それが少しあの日とのオーバーラップ度を下げてくれています。