そんな光景を見ると微笑ましくなりますね。
しかしその愛情を止めどなく与え続けるとやがて犬の行動や態度に歪みが生じる場合があります。
「どうして?喜んでいるし、いいんじゃないですか?」と思われるかも知れませんが、実は興奮しているだけの場合があります。
それは愛情過多により精神がお腹いっぱいなのに与え続けられている状態なのです。
問題が形となって見えてきても、まだ愛情を与えて続け解決する術もなく誤魔化そうとしてしまうのが人間です。それでは無理です。
考えや対応を変えないと犬は変わりません。
先日見かけた話を例に挙げますと、かん高い犬の鳴き声が聞こえてその方向を見るとスーパーの前にトイプードルが繋がれていました。暫くすると飼主さんが出て来ました。更に鳴き声は激しくなり飼主さんへのジャンプも加わりました。
こんな時、私は犬よりも飼主さんの対応、態度、心理を割合を多くして見ます。
観察して見ると、喜んでいるよりも抱っこの要求のようです。それは、飼主さんが出て来た時に犬がジャンプして飼主さんがしゃがんでもジャンプし続けて、歩き出してもまだ吠え続けています。犬の要求が通っていないので要求し続けている状態です。
飼主さんは、頑張って?スマホを見ながら無視し続けて歩き出しました。いち早くその場を離れて帰りたかったのでしょう。
結果どうなったかと言いますと姿が見えなくなるまで離れても犬の吠え続ける声だけが街中に響いていました。
無視してもダメ、歩き出してもダメ、放置してもダメ。
足りないものは何か?引出しを増やせれば更に良いですよ。
足りないのは指示と毅然とした態度の注意です。
指示はコマンドとして使われますが、オスワリ、マテ、フセ、等を日常の中で上手に活かせて指示したいですね。
上記のシチュエーションではポールにリードを繋いだ後、離れる前に、オスワリ、マテで落ち着かせて待たせる指示が欲しいです。
そして出てきた時の吠えながら抱っこの要求には、しっかりと毅然とした態度で注意が必要です。時折街中で注意されている犬を見かけますが、しっかり声を出したりして注意する事に周りの目が気になって注意になっておらずに、吠えるのを助長してしまう声のかけ方をされている飼主さんを見かけます。
こちらの主張が犬に負けてしまってます。犬の心理状態を見ながらタイミングを測りますが、そのうち強さの加減やタイミングが分かるようになって来ますので、最初は強めでも良いので、しっかりと毅然として注意してみて下さい。脅すのとは違います。男性にありがちなのは、脅して効かせて出来たと勘違いしてしまう事です。愛犬が萎縮してしまい心を閉ざしては元も子もないです。
恐怖での支配は犬にとっては絶望です。
頭をたたくなどは、論外で信用や信頼を無くします。
指示や注意はいずれも日常的に行われる必要があり、その中から生まれるコミュケーション、信頼、尊重、尊敬、安心、等を感じられるようになります。




