もう3年、まだ3年。生きていれば、12歳。
そうだな、人って勝手でね、ワンコの寿命を決めちゃうんだ。
レオンやマロンに、キャバリア界のご長寿ツートップを競わせるぞ〜ってね。
レオンと初めて会った時、その青い目にとても惹かれたの。なんてきれいなお目々だろうって。
かわいそうに、血管まで爪切られて、連れて帰るって決めてないうちから、私は店員さんに文句言っちゃって、きっとレオンは、怖い人だって思っただろうな。
大人しかったよね、ウチに来たばっかりだった頃は。大人しいのは爪のせいだって思って、1日何回も爪を見たよね。
血管が消えても、レオンは大人しい静かな子だった。ケージの中で、スヤスヤ寝てたよね。
マロンはクンクン鳴いて寝られなかったから、生きてるのかな?って、何度も何度もケージを覗き込んだ。
両手ですっぽり収まるくらい小さかったレオンが、7キロになり、そして最後は5キロだった。
初めてマロンと会った時、かわいい声でワンワン鳴いたから、私はびっくりしたもんよ。
ごはんだよ〜ってフードを出したら、ぴょんぴょんぴょんぴょんって、一回転してすましてたよね。
おすわりも伏せもすぐにできたのに、お手とおかわりはなかなかしなかったね。そ〜っとお手手を乗せてくる君が面白かわいくて、毎回楽しみだったよ。
お散歩の時は、マロンと2人でレッツゴーマーキング、でも気が済んだら、ママの横にピッタリ並んで歩いてくれたね。
時々合う目が楽しそうで、どんなに面倒なお散歩だったとしても、お散歩して良かったなって、疲れもストレスも吹き飛んだもんですよ。
レオンは生き物大好きだったけど、ハムスターやパンダマウスは食べようとしたね![]()
ハムスターもパンダマウスのマメちゃんも、同じ霊園にいるよ、会えたかな?
ドッグランで取っ組み合って遊んでたダックス君、今はどうしているんだろう?
お尻を嗅ごうとすると怒る近所のシーズーちゃんは今や14歳、ヨボヨボでも近寄ると寄ってきてくれてるよ。
あまりに生き物が好きすぎて、野生のエゾシカに蹴られそうになるし…エゾシカ追っ払ったら、ずっとドン引きしてたよね![]()
今なら、あの時のママは命知らずだったって、お説教されてしまうかしらん?
お姉ちゃんと親子喧嘩して泣いてたら、隣に来てくれたよね。仕事のストレスマックスで、ため息つきながらベランダでタバコ吸ってたら、明らか心配してたの、よくわかってたよ。
私の手が冷たいと、いつもいつももういいよと言うまで、ずっと舐めててくれたよね。
いつから腕枕で寝るようになったんだろう?マロンもいなくなったから、肩口冷えて切ないわ。
反抗期のお姉ちゃん達には聞いてもらえないこと、聞いてくれてありがとう。
死んでからも、夢に出てきてくれたよね。
亡くなって30日目の夢は、今だに鮮明に覚えてるよ。
頭が良くて聞き分けが良くて、愛情深くて家族思いで、人間臭くて。
いつしか本当に頼りにしてたんだな、ママは。
誤診に耐えて、糖尿病に耐えて…耐えきれなくなってるのに、レオンなら大丈夫、また復活するってママは信じたくて、まだ頼る気でいて…
無理させたなぁ…ごめんなさい。
レオンが死んだ悲しみは、確かにそう、もう薄らいだ。
だけど洗っても洗っても落ちないシミみたく、胸に脳にこびりついて、多分一生無くならない。
いつまで命日の祭壇を続けるんだと思うけど、いっそ『キャバリア界のご長寿』までは続けよう。