2019年1月16日、愛犬レオンが9歳11か月で亡くなりました。
死因は糖尿病、高血糖による多臓器不全でした。
レオンは他にも甲状腺機能障害、心臓病、胆嚢炎を患っていました。
話は変わって。
私の母は、40台で甲状腺肥大で手術しています。
「私はこの病気で死ぬんだ」と毎回聞かされ、八つ当たりも日常茶飯事でした。
当時はネットもない時代、まして病名も聞いても答えてくれない。
図書館で甲状腺の病気を調べ、母の食生活に苦言を呈すれば、良くて嫌味、ひどい時はビンタすらされました。
確かに体はきつかったと思う。当時の私も当時の私なりにそれは思いやっていた。足りないことはたくさんあったと思うけれど、やがて娘のバイト代を当たり前のようにあてにするようになり、これ見よがしに水道光熱費も払わない、そんな母に嫌悪感を抱くようになっていきました。
時はそれから数十年。
他人様のお金にまで手をつけ、80を目前にしてなちゃっちい欲に粋がった母は、ついに糖尿病になってしまいました。
おまけに高血圧、そして不整脈…。
こと、ここにきて、突然湧き上がる死への恐怖。恐らくは死ぬこと自体が嫌なのではなくて、その手前の苦しみが怖いんだと思う。
「姉ちゃん、どうしたらいい?」
姉ちゃん、姉ちゃん、姉ちゃん…ここんとこ、
えらいうるせえ。
ニラを食え、ゴボウを食え、砂糖は控えろ、当然醤油もね、食物繊維を多くとって、もう塩っぱいニシンとかシャケは食べちゃダメ、味噌汁は出汁の素使うなら、味噌を控えろ、カボチャは食べてもいいけど、問題は味付けや…
米、ご飯茶碗、半分な。肉も魚もどれだけ食べたらいいか、先生に聞いといで(ケアマネになってから、母の受診に付き添えない)。
私もなかなかうるさい。
だってどうせ守らない。
母は、食べてないという割にはかなり太ってた心臓の薬が悪いんだと言っていた。私は甲状腺のせいだと言っていた。
母は今のところ、インスリンは必要ない。
レオンは、インスリンをお利口に受ける子だった。注射器を見せると、神妙な顔で伏せして待つ子だった。
療法食も食べ、手作り食だって糖尿病メニューだった。
なのに、最後は血糖が臓器を破壊した。
糖尿病の利用者さん、そして母。
服薬してたら、結果は違っていたのだろうかと思ってしまう。
母も喉が渇くという。
レオンもガバガバ水を飲んでいた。
獣医からは飲水制限は無かった。飲ませたいだけ飲ませてくださいと言われてた。
だけどそのせいで、心肥大が加速した…
親へのアドバイスは、全てレオンの闘病で得た知識だ。
何の因果か、死んでなお愛してやまない存在と同じ病気を患った、愛することができない我が母。
自分の母親の末路が見えてるのに、4年前のレオンの糖尿病発覚の頃を思い出す私。
親への心配より、亡くなった愛犬への思いの方が勝ってる。
あんたはたった一匹の犬にも勝てないよ。レオンやマロンのように、気高く死んでご覧なさいよ。
そんなことまで思ってしまう。
これ以上、親に振り回されたくない。
もうその体力(財力)もない。