毎年4月の終わりに子どもたちの学校で、 festival de littérature--文学祭りはてなマークみたいなものが開催されます。

 

毎年著名な絵本作家が学校に呼ばれ、子どもたちは自分の好きな本を紹介しあい、親は学校に行って、好きな言葉で本を読み聞かせる。

 

インターナショナルな学校ですから、言語のチョイスも豊富びっくりフランス語の他に、スペイン語、カタルーニャ語、ガリシア語、イタリア語、ヘブライ語、ロシア語、トルコ語…

私も日本語の本を読みま〜す、と学校に連絡しました。

 

でもここで問題となるのは、なんの本を読むかはてなマークということ。

当たり前ですが、子どもたちはアリガトーやサヨナラ、そしてポケモン、スシ、ドラエモンぐらいしか日本語がわかりませんアセアセ

 

わからないなら聞いてもつまらないし、でもいちいちフランス語に訳しながら読むのもなんか違うし…と色々考えた結果、ひらめいたのはこれ。

 

擬音語、擬態語でいこう晴れ

 

それなら音だけで通じるものがあるし、それに対応する絵があればなおさらグッドグッド!

ということで、迷わず有名なこの本を選びました。

 

当日は、学校の中庭にいくつか椅子が置かれ、本を読む親が座ります。

各椅子の前にはマットが敷かれていて、5~8人ぐらいのグループが座って話を聞いて、本から本へと移動。

本の長さにもよるけど(指定はなかったので)、30分の間に六回ぐらい読んだかなはてなマーク

 

日本語なんてわかんないけど…といった顔つきの子たちに、まずは質問から入ります。

 

誰か日本語わかる人ービックリマークいないはてなマークいないよね。

じゃあ、オノマトペって言葉を知ってる子いるかなはてなマーク

 

各グループに大抵2〜3人は知ってました。

そこで説明してもらって、知らなかった子たちにもいくつかオノマトペの例を挙げてもらいます。

かなりの確立で出てくるオナラの音笑い泣き

 

家を出る5分前に、急いで作ったミニ資料。

適当な出来やなあせるでも忙しかったんだもんビックリマークこんなもんでも、あると助かりました。

 

 

こうやってなんとなく子どもたちの注意を引きつけられたら、じゃあこの本は、日本語だけどオノマトペだけだからね。しっかり絵を見てねビックリマークと促して、そこから読み始めます。

 

大げさにドンッ

臨場感たっぷりにメラメラ

 

意味わからん〜って言ってた子もいたけど、基本的にどのグループも面白がって、しっかり聞いてくれました乙女のトキメキ

 

でも、『もこ もこもこ』だけだと、短すぎるしいまいち芸がない。そこで、2冊目を出してきます。

 

 

さあ、もう一冊オノマトペの本行くよーアップ今度は後についてリピートしてね。みんなも日本語で本読むよ〜笑

 

これが楽しいびっくりマーク

今回本を読んだのはアルルの学年だから、2年生。

このぐらいの年だと、まだほとんどの子は恥ずかしがらずに大きな声でリピートしてくれます音譜

どさり とか、ぐにゃぐにゃ とか、ちゃんと伝わってるっぽいのがほんとさすが。

擬音語・擬態語は偉大だわ〜〜合格

 

そんなこんなで、子どもたちのキラキラした瞳に囲まれた、楽しい30分でした✨

実は去年も同じ内容で参加したのですが(違う学年の子たちに読みました)、ちょうど4月のイースター休み明けから学校でのマスクが必要なくなったときで、みんなのマスクなしの笑顔を見つめながら、涙が出るほど嬉しかったのをよく覚えています。

 

今年もすごくよかったビックリマーク来年も来てね飛び出すハートと先生に言われましたが、さすがに3年連続同じ本はやだな。

来年はどれにしよう、『ブタヤマさんたらブタヤマさん』豚、とかシュールな面白さが伝わるかしら…

と、まだ1年も先のことを考えては楽しんでいる私です笑