わたしの着物STYLE
茅花流しの号
P.1
赤色
赤色(あか)とは、熟した苺いちごや血液のような色のことであり、赤系統の色の総称です。日本最古の色名の1つで、明(アケ、アカ)が語源。「朱・緋(あけ)」の表記が用いられることもりました。
赤には人類共通の普遍性があり、多くの言語で「血」か「火」の色のどちらかの言葉から派生しています。また、呪術的な意味合い、魔除けの意味合いが込められているのも世界的に共通した特徴です。我が国でも縄文時代の土偶や古墳時代の埴輪には、赤く彩色された人物像が多くあり、これらには祭祀的な意味合いがあると考えられています。
一面の赤色の中の薔薇柄のお着物
偏に赤色を語れない美を、目で見て感じてくださると嬉しいです。
(伝統色のいろは-traditional colors of Japan - より抜粋)
伝統色のいろは-traditional colors of Japan -