9月20日 Sat


入院二日目。

もしかしたら、今日ぴょんちゃんに会えるかもしれない音譜

わくわくする気持ちと、

これから始まるであろうお産、がんばれるのか!?

という不安の朝を迎えました。


朝一から病院に来てくれたぴょん父。

「今日一日がんばったら、ぴょんちゃんに会えるからね」

がんばるしかないビックリマーク


今後の経過によって、

もし赤ちゃんの心拍が下がってくれば即、帝王切開になるかも

ということで昨日の夕飯後からは飲まず食わずでした。


まず、朝一は昨日入れたラミを抜くという処置。

想像しただけで痛い・・・。

思わず、「昨日入れたときと、抜くのとどっちが痛いですか??」

と助産師さんに聞いてしまった私。

「昨日の方が痛いと思いますよー。」

そっかぁ。じゃあ、がんばれるかも!

と思ったのもつかの間。


処置が始まった瞬間、

「もう無理です~!!

近くにいた助産師さんの指がちぎれるんじゃないかくらいの力で握り締め、

この世のものとも思えない痛みに思わず叫んでしまいました汗

助産師さんのうそつき~ドクロ

長いお産が始まったばかりだというのにさっそく涙。

母は強しというけれど、私はそんなに強くないよー。

先が思いやられるスタートでした。


しかし、この処置で子宮口は2~3センチ開いたとのこと。

普通の初産婦さんはここまでいくのがなかなか大変らしいので

第一段階はクリアしたみたい。



その後、10時半ごろからいよいよ陣痛促進剤を点滴開始。

何しろ、今まで健康だけがとりえだった私。

入院だって、点滴だって初体験。

さっきの処置があまりにも壮絶だったため、

「点滴って痛いですか?」

とまたしても弱気な質問。

助産師さんも呆れてたかも??


点滴を始めると最初は10分間隔くらいの陣痛がやってきました。

お腹にモニターをつけ、赤ちゃんの心音とお腹の張り具合を常時チェックしながら

促進剤の量を少しずつ増やしていきます。

促進剤がとっても効きやすい人もそうでない人もいるようですが、

恐らく私は後者の方。

おかげで、急激な痛みになることはなく、徐々に痛みや張りが増していきました。


最初は普段の生理痛くらいな感じで比較的余裕だった私。

しかも、陣痛とは不思議なもので、

波が来ているときは うぅ~ というかんじなのですが、

波が去れば何の痛みもなく普通のかんじ。

合間合間にちゃっかり昼食も食べてみたりしておにぎり


だがしかし。

促進剤の量が増えるに従い、余裕はなくなってきて・・・

(あたりまえかあせる

最後は3分おきくらいになり、痛みも強くなってきました。

一日中つきそってくれている助産師さんが腰をさすってくれたり、

ぴょん父が手をにぎってくれたり、

私も必死。

気持ちを支えていたのは

もうすぐぴょんちゃんに会えるビックリマーク

ただそれだけでした。


そして、促進剤をやることによって懸念されていた、

ぴょんちゃんの心拍がさがるかもしれない

という事態はいまのところ起こっておらず、

「赤ちゃんは元気ですからねー。」

という助産師さんの言葉が唯一の救いでした。


夕方5時ごろ。

点滴が1本終わったのでお産の進み具合をチェック。

もし、もう少しというところまできていれば、

もう少し点滴を続け今日中に出産という予定でした。

こんなにがんばったんだから、進んでいるに違いない!と思っていた私。


ところが、診察の結果は悲しいことに

子宮口は3センチのまま。

ぴょんちゃんも降り方がまだまだ足りない。

骨盤の開きも足りない。


こんなにがんばったのに、全然進んでいないなんて・・・

思わず涙があふれてしまいました。

「子宮口はやわらかくなってきているから、明日はもっと促進剤の効果が出ますからね」

という助産師さんの言葉にうなずきながらも

なぜかとまらない涙。

ぴょんちゃん、苦しい思いをさせてごめんねぇ。


ひとまず、母体と赤ちゃんの体力を考え、この日の点滴は終了。

その後は点滴によって始まったのか、

自分自身の陣痛らしきものが10分おきくらいに起こっていましたが

翌日に備えてその合間合間に眠りました。


病院に駆けつけてくれていた義母、両親、妹に励まされつつ

明日こそがんばろう!というモチベーションを取り戻しながら、

入院二日目は終了したのでした。