2000年8月の出来事

続きです。

入院することが決まってから、
私の腕には「切迫早産対策の点滴」の針が刺されていました。
この点滴と長く付き合うことになるとは思ってなかったよ。

個室に入院し、夕飯も出てきたけどもちろん食べられる状態ではなく、
パパくんが食べてました。
そのうち、完全看護だからといわれパパくんは自宅に帰らされ、
一人で初めて入院生活に入りました。

個室でゲロゲロ・・・。
喉が渇くのに氷の水でもダメ・・・。
死にそうでした。

夜中11時頃、看護婦さん(藤原ちゃん)が余りに辛そうな私のために、
先生を呼んできてくれた。
もうすでに8人ぐらい先生には見て貰っていた。
大学病院だから、研修医とかたくさんいるからね。

夜中に呼んでくれた先生は私がこの病院を紹介してもらうときに、
この先生宛の紹介状を書いてもらった良い先生でした。

診てもらうと「血液検査の結果は?」と看護婦さんにデータを確認して、
「虫垂炎かもしれないですね。」
と意外なお言葉。
「もう一度血液検査しましょ」
「つわり以外で嘔吐は考えられない」
「朝のデータではまだハッキリとしなかったのかもしれない」
とか言われてました。

外科の先生が2名入ってこられ、
血液検査の結果、「虫垂炎(盲腸)」と診断。

その頃パパくんは自宅から呼び出されていました。

「2000人に一人ぐらい、あるんです。この病院でも2.3年前に・・・」と言っていたような・・・。

「盲腸?どうなるの?赤ちゃんは?」と意識もうろうの私。

産科の先生と外科の先生で協議の結果、
「薬で散らす」ことに決定。

薬を飲んだか、注射をされたか定かではないけど、なんかされました。

でも、収まらない・・・。
苦しかった。

で、翌朝もう一度外科で診てもらうことになった。
呼ばれるまで病室で待つことに。

もう既に朝。
実家から母も駆けつけてくれた。

ようやく外科の外来へ。
すでに11時頃。
車いすに乗せられフラフラの私

先生が「手術しようか!」
「安定期だから赤ちゃんは大丈夫でしょう。」とのこと。

それから、なんか検査準備でどこかに車いすで行ったような記憶も・・・。

緊急手術といっても夕方の4時まで待たされましたが手術室へ。
不安そうに見守るパパくんと母。

麻酔医の先生から説明があり、
下半身麻酔で腰に打つとのこと。
よくわからないままというか、どうでもしてって感じで手術開始。

頭はボーっとしていて、
先生達の雑談が聞こえてきていたよ。
胸を圧迫される感じで苦しかった。


もう少し続く