少し話が前後しますが、
触れておきたい副作用の話です。
脱毛
最初は、なんか枕に髪の毛がつくなぁ。
だったのが日に日にがっつり抜け出して
シャワーしたら一回で排水溝が詰まってしまうほど。
これは抗がん剤の影響ではなく
放射線治療の影響でした。
私は放射線治療の照射位置が
ちょうど下位の下半分
鼻から鎖骨あたりにかけてだったのですが
ちょうどそのライン。
耳から下の髪が全部抜けました。
ツルッツル。
ツーブロックどころではない。
ただ、ショートカットだったのですが
下半分だけ抜けても、上の長い髪が被っているので
一見髪が抜けたって分からないぐらい。
襟足を潔く刈り上げたショートみたいな感じ。
あまりに潔く抜けたので
逆に面白くなってしまって
子供たちとのビデオ通話の時に
「見て見て、ママ下半分おはげになった！」
とみんなで笑ってました。
もし抗がん剤で脱毛したら
可愛いウィッグいっぱい買って
毎日違う髪型にしちゃおうかな？と思って
いろいろウィッグ調べていたのですが
まさか抗がん剤ではなく放射線で抜けるとは
脱毛は本当に、使う抗がん剤の種類や
放射線の照射位置でも変わるみたいで
同じ時期に入院治療していた
他の患者さんの誰とも副作用の出方は違いました。
皮膚の炎症はなし
皮膚の方は全然問題なし。
保湿を頑張っていたおかげか
折り返しを過ぎても皮膚炎は出ませんでした。
味覚が消失
抗がん剤２回目まではまだ甘味を感じていて
ちょっと気分が悪い時にも爽やかで食べやすい
ガリガリくんの季節限定「梨味」にハマっていましたが
ある日、ガリガリくんの味があまりしなくなりました。
それからは、ハーゲンダッツ。
１週間ほど毎日ハーゲンダッツ食べてた。
それがある日、いつも通りハーゲンダッツ買って
部屋で食べようとしたら
味がしない
あんなに甘いハーゲンダッツのバニラが無味。
この日を境に、すべての味覚が消失となりました
口内の炎症は看護師さんや先生が言うには
「ひどい状態」
だそうですが、四六時中痛いわけではない。
うがい薬がキシロカイン（麻酔薬）入りに変わりました。
とりあえず、食事が届いたら
一旦食べられそうかな？と思うものは
口に入れてみるのですが
味がしないと飲み込めなくて
喉の痛みより味覚がないことで食べられない。
あ！でも私、病院でご飯食べて「喉が痛い！！！」
って思ったおかずが一つだけあって。
「インゲンの胡麻和え」
大好きなので食べたんですけど
口の中ですりごまが散らばって
なんかもうクラスター爆弾みたいな・・・
喉の荒れてる部分の至る所に
細かいごまの粒が張り付いて
どこもかしこも痛い！！！！！ってなりました。
よりによって、そんなに痛くないわと
痛み止めも飲んでいない時で
お茶飲んでもすぐ無くならないし
まさか胡麻にこんな殺傷能力があるなんて
ごま入りのふりかけとか使うのやめようって思いました
ここから放射線治療は後半戦です