化学物質過敏症という症状のため、

定期的にかかりつけの先生に診ていただいている。


ただ、私のかかりつけ医がいらっしゃるのは東京。

関西からわざわざ出向いて診察を受ける事になるため

コロナ禍では通院がし辛く、2年ぶりの健診となった。


移動は、行きは寝台特急サンライズ出雲のシングル。

動くホテルとも呼ばれる電車は個室のお部屋があり、
ベッドと寝巻や毛布もシャワーもあってとても快適。
朝の7:08に東京に着くため朝1番の診察に便利である。


重たいスーツケースをガラゴロと引っ張り、

8:30に病院の前へと到着。

ドアにはなんと…、【本日臨時休診】の札が!!


えっ!? え〜っ!? 関西から出向いて来たのに?


慌てて病院の前から病院の中に電話を掛けてみる。

すると、「先生が発熱して、インフルとコロナの検査結果待ちなんです…。」というスタッフさんの声…。


恐る恐る「私、どうしたらいいんでしょう…?」と訊ねると、「臨時で来週にでも診察の機会を設けます。」


無理っ!! 片道だけで2万近くかかるのに、無理っ!!

帰りの交通費もかかるのに、絶対に無理〜っ!!


力なくQEESI問診票を手渡し、先生へのお見舞の言葉を残して病院を後にするしかない状況に…。


でも…、帰りのチケットは変更もキャンセルもできないんだよね…。慌ててホテルの手配をしたものの、

密にならなそうな場所を選んで、もう観光するしか…。


明治大学博物館で拷問器具の展示に関心した後は

ホテル裏手のNHK放送博物館を滑り込みで鑑賞。

あとは…、東京タワー!!


ささくれだった心は、
しながわ水族館の魚達に癒やされて関西へ帰りました。


医者の不養生という諺は知っていましたが、
ほんとにこんな事があるんですね。
先生、どうかお大事に…。


化学物質過敏症患者が使うマスク