前回、五行は「木火土金水」の5つで世の中すべてを分類していると書きました。(こちらの記事)
その五行ですが、いったいいつ頃考え出されたのでしょう?
中国の甲骨文に五行の基となるものが刻まれていたらしいです。
それが紀元前1700~1100年くらいだそうで、殷(商)時代のことです。
その頃の日本は縄文時代でした!
弥生時代直前の日本人が五行のような思想を全く持っていなかったのかと興味が湧きますね。
もしその頃の誰かが石に思想を刻んでいたのが発見されたらと思うとわくわくします。
ありそうじゃないですか?知られざる古代日本人の思想、、、みたいなものが。
話を戻します。
なぜ五行が考えられたのでしょう。
黄河を中心に広い中国を東西南北を分類したかったのでは、とも言われています。
甲骨文には四方の風の神様が刻まれていたそうですが、そこから四神が生まれたらしいですよ。
青龍・朱雀・白虎・玄武の名前を聞いたことがありませんか?
そこから色が見えてきますよね。
青龍(せいりゅう)は青。
朱雀(すざく)は朱色の赤。
白虎(びゃっこ)は白。
玄武(げんぶ)は玄人というように黒。
五行というのに4色しかありませんが、最後は黄色です。
神の名前はありませんが、黄河やその近くの土の色が黄色だからという説があります。
ちなみにこの色、土俵の上で見られますよね。
四房(しぶさ)と言うらしいです。
いつか国技館で相撲を見ながら焼き鳥を食べるのが私の夢です。
もちろん、四房もつぶさに観察いたします。
次回は五行の成り立ちについて書きたいと思います。