［ベロオリゾンテ（ブラジル） ３０日 ロイター］ - サッカーのドイツ代表は、３０日に行われたワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会のアルジェリア戦では苦戦を強いられたが、スタミナとＧＫマヌエル・ノイアーの再三の好守で勝利を収め、準々決勝に進出した。
ドイツのヨアキム・レーウ監督はセンターバックのベネディクト・ヘベデスとジェローム・ボアテングを試験的にサイドバックとして起用したが、これが裏目に。２人は高い位置でプレスをかけてきたアルジェリア相手に、サイドからチャンスを作るスピードを欠いた。
主将フィリップ・ラームは守備的ＭＦとして起用されたが、チームが素早い、流れるようなプレーができるようになったのは、後半にラームが通常の右サイドバックに移ってから。攻撃では、Ｗ杯で通算１５得点を記録しているミロスラフ・クローゼがベンチスタート。チームが得点に苦しんだにもかかわらず、なぜか最後まで出番はなかった。
それでもドイツはスタミナで相手を上回り、延長に入ってアンドレ・シュールレとメスト・エジルが得点。ＧＫマヌエル・ノイアーは素早い飛び出しで何回もチームのピンチを救い、不安定な最終ラインを支えた。
ドイツはアルジェリアに２─１で辛勝。７月４日の準々決勝では１９９８年大会の王者で、２００６年大会のファイナリスト、フランスと戦う。
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