東京都巣鴨の治療院に来てくれたのは、チワワのみる君。もうすぐ10歳。
「後ろ足を擦って歩くようになってしまったのを何とかしてあげたい」というお母さん。擦って歩くため、後肢の爪が必要以上に削れてしまうので、お散歩の時は犬用の靴を履くようにしていたそうです。
こちら↓は、施術前のみる君の様子です。
右股関節亜脱臼により、右後肢でしっかりと踏ん張ることができていない状態でした。また、右膝も変形したまま固まっていて可動域が狭くなっているため、関節の曲げ伸ばしがうまくできていません。不安定な右後肢を庇っていた左後肢にもかなり負担がきています。歩くと爪を床に擦る音がしていました。
下半身が不安定だと前重心になってしまうので前肢にも負担がかかり、関節の脱臼や変形といった影響が出てきます。また、頭を支えるために項靭帯(首の後ろ)が硬くなるので、それによって気管が圧迫されて気管虚脱を起こします。
実際にカラダを触ってみたところ、みる君にもやはりこれらの症状が当てはまっていることが分かりました。
いざ、施術が始まると緊張しながらも非常にお利口さんなみる君。特に硬くなった項靭帯をほぐしてもらったときは「はぁ~気持ちいい~♪」とこの表情でした♪
みる君のため!と、お母さんもできるだけ期間を開けずに、雨の日や暑い日も頑張ってみる君と通ってくださっています。そして普段も、みる君のために芝生や土の坂道などをよく歩くように心掛けているそうです。
そして現在の様子はこちら!↓
関節の可動域が広がり、最初の頃よりだいぶスムーズで軽やかな足運びになってきました!毛並みにも変化が出てきており、血液やリンパの流れが改善されて、以前よりしっかりとした毛に変わってきています。
今後も諦めずにカイロでのケアと自宅でのケアを続けていけば、きっとさらなる改善へと繋がるハズです!
「もうシニアだから」ではなく、「シニアだからこそ!」日々のケアでカラダの状態を整えてあげることが大切なんだと、みる君とお母さんの頑張りを見ていて改めて感じました。
みる君、お母さん、引き続き一緒に頑張りましょうね!