いよいよ質問書についてです。
前記事はこちら。
この質問書、一番悩んで一番時間をかけたと書きましたが、
なぜそんなに悩んで時間がかかったかというと、、、
記入項目を見る前に、最初に書かれてある説明を見てみましょう。
この質問書は、提出された申請の審査のために答えていただくものであり、重要な参考資料となります。
(中略)
記入部分については、できるだけ具体的に、かつ詳しく記載・説明願います。
なお、事実に反する記入をしたことが判明した場合には審査上不利益な扱いを受ける場合がありますので、ご留意下さい。
とのことです。
この文面だけでビビってしまいます。
具体的な項目について見てみましょう。
1 申請人、配偶者の名前など
申請人=ユピ、配偶者=ぺんた、です。
申請人は国籍と名前だけですが、配偶者は自宅の情報(自己所有or借家)とか勤務先を書くようになってます。
2 結婚に至った経緯(いきさつ)についてお尋ねします。
(1)初めて知り合った時期、場所や結婚までのいきさつを記入してください。
①初めて会った時期・場所
場所についてはよくよく覚えていたので問題ありませんが、日時は過去のメールを探してなんとか見つけることができました。
②初めて会ってから結婚届けを出されるまでのいきさつを、年月日を示しながら、できるだけ詳しく記載してください。
なお、行数が足りないときは、適宜の用紙を使用し記載していただいて結構です。また、説明に関連する写真・手紙や国際電話の利用などを証明するものを添付されても結構です。
これが一番時間かかりましたね。
まず経緯だけでA4用紙8枚分になりました。
実は、僕たちの出会いのきっかけはネットだったんですが、これだと印象が良くないかなぁ、と思い、捏造することも考えました。
上海工場のマネージャーの紹介で知り合ったことにしようか、と考えた矢先に、、、次の項目、
(2)紹介者の有無などについて
紹介者がいる場合にはその人の詳細を記入
(氏名、国籍、生年月日、住所、電話番号、外国人登録番号、紹介された年月日、場所及び方法)
・紹介者と申請人との関係(詳しく記載して下さい)
・紹介者と配偶者との関係(詳しく記載して下さい)
*紹介者との関係は、単に友人・知人と記載するのではなく、どのような関係か詳しく記載してください。
これでマネージャーを持ち出すのは諦めました。
じゃあ、街中で偶然出会ってそのまま意気投合したパターンは?
・・・いろいろとシチュエーションを考えましたが、所詮は嘘なので絶対どこかでボロが出そうで怖くなりました。。。
結果、もうあったことをそのまま書こう!と。
きっかけはどうあれ、5年も一緒に生活し、息子も一人いるんだから、誰がどう見てもちゃんとした夫婦だろう、と。
で、具体的な内容はというと、、、もうただの惚気です。
ありのまま、そのまんまに書きました。
あ、ちなみに、ネットで知り合ったって言っても、出会い系とか恋人募集掲示板とかではないことだけは強調しておきます!!
ここで苦労したのは、年月日もなるべく詳細に書かなければならないところです。
出会ってからメールのやり取りはほとんどなくなり、いつ何をしたかの手がかりを探すのに苦労しましたが、この時に役に立ったのがデジカメで撮った写真たちでした。
デジカメで撮った写真には日付も付いています。
幸いなことに、出会ってからの写真がパソコンに保存されており、その写真を見ながら日付をたどって今日までの出来事を振り返ることができました。
これは本当に助かりました。
経緯はA4用紙8枚と書きましたが、これはすべて文章で埋められています。
知り合うきっかけ、知り合ってから交際に至るまでの経緯、交際を始めて結婚に至るまでの経緯、これだけで6枚使いました。
結婚してから今日までの出来事を箇条書きにして1枚、
日本に戻る理由やこれからの日本での生活について1枚、という内訳です。
で、文章だけでは心もとないと思い、写真も添えることにしました。
申請要綱で記されている3枚とは別に、です。
説明に関連する写真・手紙や国際電話の利用などを証明するものを添付されても結構です。
とありますからね。
やり方は、イベントごとに3~4枚の写真を用意して、それをワードソフトを使ってA4用紙1枚に4つのイベントを入れるように編集してそれを印刷して提出しました。
写真1枚ずつにその状況がわかるようにコメントも添えてます。
イベントというのは、ユピが日本に行ったとか、トモが生まれたとか、結婚式とか、ですね。
この添付資料を4枚準備しました。
合計でA4用紙12枚!
中には普通に写真をプリントしてゴッテリとしたアルバムみたいなのを作って提出するとか、写真の裏にメモだけしてそのままごっそり渡す人とかいるらしいですが、こうしてシンプルにA4用紙だけにまとめた自分を褒めてあげたい!
3 夫婦間の会話で使われている言語についてお尋ねします。
(1) 日常、ご夫婦の会話に使われている言語(例えば、中国語、日本語等)はなんですか。
うちの場合は日本語です。
(2) お互いの母(国)語は何ですか。
ぺんたが日本語、ユピは中国語ですね。
(3) 申請人は、配偶者の母国語をどの程度理解できますか。
・難しい=通訳が必要
・筆談/あいさつ程度
・日常会話程度は可能
・会話に支障なし
ユピの場合は会話に支障なし、です。
(4) 配偶者は、申請人の母国語をどの程度理解できますか。
同上
ぺんたは勉強したにも関わらず、中国語はあいさつ程度です。。。
(5) 申請人が日本語を理解できる場合は、いつ、どのように学んだのか、具体的に記載して下さい。
大学で勉強したそうです。
(6) お互いに言葉が通じない場合、どのような方法で、意思の疎通を図っていますか。
【方法と通訳者がいた(いる)場合は通訳者の詳細】
意思の疎通が図れなかったことがないのでどう書こうかと悩みましたが、難しい単語なども別の言い方で説明すれば理解してくれる、と書きました。
4 日本国内で結婚された方は、結婚届出時の証人2名を記入して下さい。
上海の日本総領事館に提出したので証人はいません。
5 結婚式(披露宴)を行った方は、その年月日と場所等を記入してください。
上海と日本で行いましたが、日本でやった方を書きました。
そして、経緯の中で上海でも行った旨を記載しました。
6 結婚歴についてお尋ねします。
どちらも初婚です!
7 申請人がこれまでに来日されている時は、その回数と時期を記入してください。
*多数の場合は直近の渡航歴を記載願います。
8 配偶者がこれまでに申請人の母国に行かれている時は、その回数と時期を記入してください。
(1) 知り合ってから結婚までの間
(2) 結婚後
これも時間かかりましたねぇ。
パスポートのスタンプを全部拾い上げて表にしてまとめました。
ちなみにユピが来日した回数が8回、
僕が結婚前に上海に行ったのが9回、結婚後は15回でした。
9 申請人は日本から退去強制されたことがありますか(出国命令も含みます)。
10 9で「退去強制されたことがある」と記入された方にお尋ねします。
ないのでスルー。。。
11 申請人と配偶者の親族について記入してください。
お互いの家族を書きました。
12 親族で今回のご結婚を知っている方はどなたですか。
家族全員知っているので問題なし。
最後に日付を書いて申請人の署名をするんですが、その下に、、、
(注)事実に反する記入をしたことが判明した場合は、審査場不利益な扱いを受ける場合があります。
どんだけ脅すんですか。。。![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
で、いよいよ申請です。
申請は実家に一番近い入国管理局の出張所に出向きました。
在留資格申請に来た旨を知らせて、用意した資料一式をカウンターに広げます。
この時に記載時の不明な点をいくつか質問して記入。
それからいろいろと根掘り葉掘り聞かれるのかと身構えておりましたが、特にそういったこともなく、じゃ、資料を確認しますので少々お待ちください~、と言われて、そばのベンチに座って待っておりました。
10分ほどして、はい、確認しました~、で終了。
意外なほどあっけなかったです。
通常なら1~3ヶ月で証明書が届くところなんですが、
うちの場合、12月7日に申請して12月25日に届きました。はやっ!!
書類を見てみると、許可が出た日付が12月22日。
2週間で発行されたことになります。
どこかの記事で、怪しい案件についてはじっくり調べる必要があるため、明らかに大丈夫そうな案件は余計な時間はかけずにちゃちゃっと処理する、みたいなことが書いてたのを見たことがありますが、うちは後者に入っていたようでホッと一安心です。
しかし、この日から3ヶ月以内に日本に入国しなければいけません。
早くても1~2ヶ月かかることを想定して帰国のスケジュールを組んでいたのでギリギリになりそうです。
ま、なんとか間に合いそうですし、良しとしましょう。。。
さて、在留資格が取得できたからといってこれで終わりではありません。
ここからさらに日本に上陸するためのビザを取得しなければなりません。
といっても、在留資格証明書をこちらに送ってもらい、大使館へビザの申請に行くだけです。
タイにはビザ発行専門のビザセンターがあるので、そちらに行きます。
その件はまた後日。。。