お客さんが来たときに「キャンキャン」吠えるトイプードルは、
「ハウス」を命じて別室に置いてあるケージの中で、
待っててもらうしかありません。
しかし、トイプードルの中には喜んでまとわりついてきたり、
少し警戒する程度のトイプードルであれば、同室させても
構わないでしょう。
ただ、そんなトイプードルでも、お客さんのスカートの中に
頭を突っ込んで、ニオイを嗅ごうとすることがあるのです。
男性のお客さんなら、足元からズボン添いにしだいに
顔をあげながら鼻先をくっつけて、股間のニオイを嗅ぎたがる
場合があります。
実は、トイプードルのこの行動は、侵入者であるお客さんに
ついて、優れた嗅覚でトイプードルがそのお客さんの情報を
得ようとしている行動の一つなのです。
お客さんの股間に鼻をくっつけられては困りますが、
トイプードルは興味を持った相手への挨拶のようなものです。
お客さんも犬を飼っているとか、ごく親しい間柄で正直に
話ができる親友などの相手なら、「思うように嗅がせてあげて」
とお願いしでもいいかもしれません。
（恥ずかしくてなかなか言えませんけど・・・）
トイプードルにとって初対面の挨拶が済めば、納得するのです。
ところが、お客さんでも女性とかトイプードルが股間のニオイを
嗅ごうとする行為が失礼になるような相手の場合は、
そのお客さんに手で握りコブシを作ってもらい、そのニオイを
かがせてもらうという方法はいかがでしょうか？
まずニオイを嗅ぎたがるトイプードルを飼い主さんが「ダメ」と
強く叱って押しとどめます。
そして、そのお客さんにトイプードルが怯えないようにするため
しゃがんでもらいます。
そのうえで握りコブシにした手の手首を曲げて、甲の部分を
トイプードルの鼻先に近付けてもらいます。
トイプードルがニオイを感じ取る鼻の部分の総面積は、人間の
３７倍だと言われています。
トイプードルにしてみれば、握りコブシでも、人間には想像も
つかないほどの情報を読み取っているに違いないのです。
今回もお読みいただきましてありがとうございました。
－ 次回予告 －
次回は、トイプードルが帰るお客さんの足を噛みつく？
ということについて書いていこうと思います。
次回もお楽しみに！