イタリア映画祭 2013 で4本目に観た映画。

Silvio Soldini監督の作品。
今回は監督は来日していませんでしたが
いくつもの作品でおなじみの(Si può fare とか Figli delle Stelleとか)
Giuseppe Battistonが来ていました。


ちょっと変わった雰囲気をもった映画でした。
映画祭3本目に観た「Posti in Piedi in Paradiso: 天国は満席」と同様に
父親(Leo)と子供達との関係が主体になっている話。

その親子の話だけを追っているのではなく、
今のイタリアの生活の難しさ/複雑さを、
街の広場にあるガリバルディなどの彫像が
俯瞰している第三者(?)としてコメントするシーンが
いくつかありました。
シェークスピア劇の狂言回しのような役割といいましょうか。

Giuseppe Battistonは、仕事を辞めて
部屋貸しをしている変わった人の役。
なぜか語学に長けていて、多国語の勉強をしています。

そしてLeoを演じているのは、Valerio Mastandrea。
この人は後で観る"Gli Equilibristi" で主役なのはわかっていたのですが
この映画にも出ているとは知りませんでした
(チラシに写真はあったのですが、雰囲気が違うので気づかず)。

Valerioは今回の映画祭に来ていた13本の映画のうち
なんと4本にも出演しています。ちょっと出過ぎでは?という印象も。

ちなみに、私の中ではValerioは"Non Pensarci"の印象ですね。
その時のValerioのお兄さん役がGiuseppe.
Non Pensarciでは、ミュージシャンを目指してうまくいかずに
南の実家に帰って来た若者役だったValerioが、
この映画ではすっかりお父さんなんですよねー。しみじみ。

ポスターで左端に写っているメガネの女の子。Diana。
絵を描いて仕事をしている、ちょっとドジな女の子なのですが
だんだん宮崎あおいに見えて来ました。
でも、このページの写真とか見ると、全然違いますけどね。

詳細情報はこちらでもどうぞ
http://www.cinemaitaliano.info/ilcomandanteelacicogna
イタリア映画祭2013 の3本目は、一番楽しみにしていたこの映画。


Carlo VERDONEが監督・主演の作品。
期待に違わない面白さでした。

3人の子持ちパパ(離婚して今はひとり暮らし)が
経済的な理由と偶然から共同生活を始めます。

いずれも輝かしい過去のキャリアを持ちながら
今は少々不本意な状況に甘んじているというところ。

子供を持つからこそ、であったり
独身だから、であったりするエピソードが盛り込まれて
ちょっと哀れだったりもするのですが
面白く笑える展開です。

携帯の電波が入りにくい部屋で、
窓枠から乗り出すように電話をかけるところが
いかにもありそうな感じでそこも笑えました。

やっぱりこういう楽しい映画、好きです。

イタリア映画祭で観た2本目。

Mine Vaganti (邦題:明日のパスタはアルデンテ)や
Le Fate Ignoranti(邦題:無邪気な妖精たち)を撮った
Ferzen Ozpetek 監督の作品ということで楽しみに観ました。

主演は、これも私が好きなElio Germano. 
前に彼の主演作品としては "La Nostra Vita"を観たことがあります。

彼が演じるPietroが、俳優を目指してローマにやってきて、
大きな家を借りたところから物語が始まります。

家の中に誰かがいる…という気配。

正直、最初の方はちょっとコワかったです。
ホラー系とかの映画が苦手な私としては、
「うわ、もしかして失敗した?」
と思ったぐらい。

その心配はありませんでした。
決してホラーではなく、深みのある面白さが
じわじわ出て来ます。

笑えるシーンもたびたび。

種明かししすぎると面白くないのでこの辺にしておきます。

ちなみに、上映の後Ozpetek監督が舞台に出て来て
(来日していたのです!)、観客からの質問に答えてくれました。

ひとつ面白かったのは
映画の中で出て来るカードコレクションの遊びについてのコメント。
#イタリアの歴史上のヒーロー達のカードで、新聞販売所(Edicola)とかで買えるようです。買って封を開けるまで、どのヒーローカードなのかはわからない仕組み。

実は最初は台本にはそのシーンなかったそうです。
主演のElioがそのカードのコレクターであることを知った監督が
これを使うことにしたとか。
最終的には結構このカードコレクションが
重要なシーンにつながったりします。

そうそう、Ozpetekの作品に共通して出て来るモノ達 ー 
ゲイ、鏡、食卓、といったモノもちゃんと、出て来ます。

やっぱり彼の作品は間違いありませんでした。

詳しい情報はこちらもどうぞ
http://www.cinemaitaliano.info/magnificapresenza