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あぱれいゆのブログ

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自然農法が、地球にやさしくていい農法なのだというのは知っていましたが、その先に、協生農法というのがあることが分かりました。

 

たまたま見ていた動画で知ったのですが、そんな新しい農業の特集動画がありましたので、記事にしてみたいと思います。

東京から移住してきた桐村里紗さん、今は病気の予防を主眼において、さまざまな活動をしている。その一つがこのユニークな畑だ。ブッシュのような砂地にできたミニトマトは、風からも太陽からも守られ、結構寒い時期まで取れるのだそう。

様々な果物や野菜が育つその畑は、人工芝をはがして草一つは得ていない砂地だったところに作物や果樹を植え、一年ちょっとで、ブッシュのような姿になったそうで、つまり、肥沃な土地でなくても作物は育つということを教えてくれている。

2010年に日本で生まれた協生農法。いろいろな種類の果樹や野菜を同じ畑に植える。自然に近い生態系を作り出すという。

桐村さんはここに100種類の種や苗を植えた。ある程度育つまでは水やりをしたが、あとはほどんど見守るだけ。肥料も農薬も使わない。

 

協生農法を生み出した人物は、三重県伊勢市にいた。大塚隆さん、(ムーさん)と呼ばれている。毎月ここで、協生農法の講習会を開いている。ムーさんは長年、自然豊かな全国のリゾート地で、観光の仕事に携わっていた。そこで担い手不足に悩む、農家の声を聴いてきた。解決策はないかと、植物の育ち方を観察していると、それほど労力をかけなくてもできる農法を思いついたという。収穫したら植え付け。肥料も農薬もいりませんというところが、楽でいいでしょう。

講習会では、ムーさんの弟子の農園も訪れる。もともとはバラをつくっていたハウスなんです。ちょうどいい具合に虫と鳥が入ってきてくれる。バラ園を経営する薮木一輝さん。6年前から壊れたビニールハウスで、本業の傍ら、協生農法を始めた。

 

山の中を探検している気分になります。いろいろな植物があって。虫もたくさんいて。(リポーターの感想)

ここの植物はかおりがものすごく強い。こういったものをお茶にしたりといった活用の仕方もあるので。

まだ小さいが、ニンジンも抜いて食べてみると…。すごい甘いニンジンです,香りが強くて、中身がギューッと詰まっている感じがしますね。雑味がなくて甘いので。うーん、おいしいです。

雑草のように生えていたのがニラだ。甘いです。辛くなくてびっくりしました。

薮木さんは数日に一度、15分ほどしかここにはこない。やるのは、収穫と植え付けだけ。一方で形や大きさの揃った野菜が一度にたくさん取れるわけではない。流通には載せにくく、売るのは簡単ではない。そこで薮木さんは、協生農法の会員を募集している。畑の一部を彼らに貸して、指導。遠方の会員には、収穫した野菜を送っている。

講習会を受けた人は、植物とかを見る目が変わりました。ムーさんの自然の見方、捉え方みたいなところから、実践してみたい。本当に、全部を邪魔ものにしていない。みんなを味方につけて、一緒に協生しているのがあの畑から見えたのがすごかったという感想を述べている。

 

ムーさんの始めた協生農法で、なぜ果物や野菜が育つのか。

スケートボードで現れたのはこの農法を科学的に検証し、協生農法と名付けたソニーコンピュータサイエンス研究所の舩橋真俊さんだ。東京大学やフランスの大学で、どうすれば環境に優しい農業ができるのかを研究する中でムーさんに出会い、自らの理論を実践できると思ったという。

あそこの山の斜面見えます。あそこ行くと巌しか見えないんですよ。こういうフカフカの土なんてないんですけど、あれだけ立派な木がひしめき合って育っているんですね。つまり、自然に任せるとああなる。持続可能性とか健康とか、環境問題を考えた時

、より生物多様性を突き詰めた食糧生産のあり方として研究したり、社会実装しているのが、こちらの協生農法の農園になります。

自然界の基本は、いろいろな種類のものが隙間なく入り混じって生える、密生と混生。協生農法では、この自然界の常識を人工的に取り入れる。

植物の種類がいっぱいあると、微生物の種類も増えます。なので、植物の種類をまず増やす。それによって微生物が増える。それによって元から土の中にあった栄養分が吸収できるようになる。

土壌微生物が多様化するとその働きで、野菜や果物は栄養分を取り込みやすくなるという。そんな生き物同士の協力や協調により肥料や農薬を使わなくても、作物が育つというのだ。ところどころに果樹を植えるというのも、協生農法の特徴だ。

木が増えると鳥が飛んできて止まるようになる。また、葉っぱが落ちて、人が投入した肥料ではなく、自然循環の中で有機物のサイクルが生まれる。木があったほうが循環が促進されますし、やってくる虫の量も増やすことができるので、生態系としては安定します。鳥の糞なども自然の肥料として生かす。また、協生農法では、土を耕さない。そのことで土壌にたまっていた二酸化炭素の放出を抑えられ地球温暖化の抑制にもつながると、舩橋さんはいう。協生農法は環境だけでなく人にも優しいとして、今地方からも熱い視線が注がれている。そのキーパーソンが予防医療を目指して鳥取県に移住、協生農法を始めた桐村医師だ。

協生農法で育った茶葉と、通常の農法で育った茶葉を舩橋さんらが分析したところ、協生農法の茶葉には、複数のファイトケミカル(植物由来の機能性成分)が通常の農法より豊富に含まれていたという。桐村さんは、協生農法の農園で取れる、他の野菜や果物にもファイトケミカルが豊富に含まれていると考えている。

ファイトケミカルというのは、野菜が外敵や紫外線など自分を傷つけるものから身を守るために出す免疫物質みたいなものなんです。例えば、ポリフェノールとかカテキンとか、ベータカロテンとか。そういったものがファイトケミカルの一種なんです。

だから野菜の色とか香の成分がファイトケミカルなんですけど。

協生農法の野菜は、本当に味が濃くて、それが人間にとっても抗酸化作用になるし、いろんな人間にとっても機能性を発揮してくれるので、第七の栄養素とも言われているんです。

桐村医師は去年鳥取県の江府町と提携を結び、人と地球の健康を同時に実現するプロジェクトを始めた。

江府町は人口2700人。少子高齢化と、人口減少が進む町だ。

今年5月には、プロジェクトの拠点となる公園を協生農法で食べられる公園に変える公園がスタートした。この日は地元の人たちに加え、協生農法に興味を持つ人々が全国から集まった。

協生農法とか生物多様性を高めながらいろいろな種類のものが取れる。それを私たちが取り入れることによって、腸内環境の多様性も高まるという、正に地球の土も腸の土も同時に解決できる。

 

同じ鳥取県米子市には、協生農法を教育に取り入れる学校も登場した。校庭の一画を農園にし、農薬や肥料がなくても生き物たちの協力で野菜や果物が育つ様を、子どもたちが学ぶ。なす、おくら、キュウリ、にんじん。形は悪くてもさまざまな物が取れている。

協生農法は今の農家が抱える問題を、解決する可能性を秘めている。担い手不足による耕作放棄などで起きる荒廃農地の問題だ。

日本の荒廃農地は、26万ヘクタール。東京23区の4倍の面積に上る。

 

6年前から協生農法に取り組む森哲也さん。麦わら農園って呼んでいるんですけれども。麦わら農園の食べられる森です。

ここ1反の畑の中で、果樹だけでも100本以上植わっています。有用植物、野菜やハーブ、山菜を入れると100種類以上。

猛暑に襲われたこの夏は、さすがに時々水やりをしたというが、

農園にはベリーにミカンといった果物や、沖縄のキュウリ、モウイなどの野菜がたくさんなり、食べられる花も咲いていた。

今では家族四人が食べるのに十分な量が収穫できるという。

元々ここは休耕田だった。水をためられる粘土質で、水はけが悪く、このまま放置すれば荒廃農地になりかねないと森さんは考え、休耕田を畑に変えるため、溝を掘って畝をつくった。

重粘土質っていうんですけれど、粒の粒子が細かいんです。

だからコチコチなんです。コンクリートみたいに。こういうところで野菜が育つとはだれも思わないんですよ。畑には向かないよ。野菜は育たないよと言われているところなんですけれど、育っていますよね。この休耕田で協生農法が成功したら、一気に普及すると思ったんですよね。一度始めれば少ない負担でできる

協生農法。森さんは、荒廃農地を減らす可能性があると考えている。早稲田大学などは、協生農法専用のロボットを、開発している。ロボットにはカメラやセンサーがついていて、作物の色や形をAIで判断。将来の自動収穫を目指す。

協生農法の広まりは、国内にとどまらない。日本で生まれた協生農法。ソニーの研究所に勤める、名付け親の舩橋真俊さん。2015年、アフリカでも実証実験を始めた。ブラキナファソの砂地では、1年で草木が育ち、様々な植物が取れたという。アフリカでは、協生農法は9か国に広まり、研究する団体もできた。

その責任者に聞いた。アフリカ協生農法研究教育機関、アンドレ・テングノさん。アンドレさんは、協生農法を一言でどんな農法だと感じていますか。協生農法は多様な植物をたくさん作れる唯一の農法です。収益性だけでなく、生態系を回復する効果もある。栄養的にも、衛生的にも評価が高く、農薬も使っていない。取れた作物は高級品に分類され、価格も通常より高く売れます。

協生農法は、昨今の激しい気候変動への対応にも適している。

例えば、一つの畑でトウモロコシだけを栽培する場合は、雨の量がトウモロコシに適さない時は、不作で全部台無しになってしまいますが、トウモロコシだけでなく、同時に落花生や果樹を植えれば、雨の量がトウモロコシには足りなくても、ほかの作物が育つには十分かもしれない。

協生農法は、中国各地でも始まった。

舩橋さんは、やっぱり緊迫したニーズがあるのは中国だったりアフリカだったりそういうところの方がより速く動くんじゃないかなとみています。

様々な課題があるものの、協生農法を始めたムーさんは、その可能性に期待を寄せている。自然界の仕組みを利用した楽する農法。その力を利用してやれば、労力も費用もかからない。

環境に優しいから、環境問題、健康問題、飢餓、貧困問題、一気に解決できる。これが目的で作ったんだよね。

 

 

 

(農薬・肥料使わず、土も耕さない、多様な作物を育てる「協生農法」の可能性とは【報道特集】|TBS NEWS DIGより。)

 

これなら、自宅の近くに農地を借りて、素人でも挑戦できるなと思わされた記事でした。なんといっても、世界規模のいろんな問題を解決できるとても素晴らしい方法だということに、とても感心しました。栄養価の高い野菜が簡単に作れるって魅力ですよね。キラキラ