感情の遠近法

感情の遠近法

アラサー兼業主婦の毎日

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先日、ついに念願の登山デビューをしました。
デビュー戦は宮島の弥山。低山ではあるけど海抜0メートル近くから登るので初心者には中々厳しい…けれど観光地なので道は整備されており、登山客も多い、見所もあり、万が一にはロープウェイもある。そして何よりクマが出ない。という初めて登るにはぴったりな場所…という色々なサイトで調べた情報を参考に選びましたが正しく初心者にうってつけな山でした。

フェリーで島へ。この日は素晴らしい秋晴れでした。



紅葉谷ルートで登山。階段と山道の配分がちょうど良かったです。青い紅葉が綺麗でした。木の影から鹿も出てきてもののけ姫の世界に迷い込んだかと思った。



中間地点。紅葉谷コースは距離の表示があるけど大聖院コースにはなくて、道端の石に掘ってある何丁かを目安に下山しました。ちなみに一丁108メートルだったかな。


ロープウェイとの合流付近。弥山の原始林。シダ植物がたくさんで恐竜が出てきそうな雰囲気。

途中こんな素敵な展望が

くぐり岩を抜けて巨石の間をしばらく登り…

山頂到着!
平日でしたが展望台には人がたくさん。欧米から来られた方が多くいました。360度真っ青な空と海、瀬戸内海の島々が見え疲れも吹き飛びます。展望台でおにぎりを食べて少し寝転び自然の風を浴びて休む…理想の休日。

帰りは大聖院コースから。階段に続く階段で多分私はこれで足を酷使しました。帰ってからは普通に歩くにも足が燃えるように熱くて痛い!一晩冷やしながら足を上げて寝ました。次の日には燃えるような感覚は無かったけど筋肉痛がもの凄かった。

帰りのフェリーで遠ざかる弥山を見上げながら、あの山頂に自分の足で登って帰って来たのだなと思うと今まで味わったことのない達成感と感慨深さが胸に広がりました。
これから近所の1000メートル未満の山で鍛えて、いつかは大山に登ってみたい。久々に宝塚以外のことにこんなに夢中になりました。今まで自分はインドアだと思ってたけど、思い切って挑戦してみるとアウトドアもとても楽しい!

そして今日はこちらを見ました。三時間近くの大作ですが、自然への人間の関わり方について考えさせられました。自然へ対峙する時、決して甘く見てはいけない、備えすぎるということはない。
人間は自然の一部だけど、普段は人間独自の世界で生きているので急に自然に戻ろうとしても無理なんだろうな…自然の中で何かをする時は綿密な計画、十分な装備、無理をしない諦める強さが必要だと改めて思いました。
中盤からは雪山が舞台なので殆ど画面が白黒、その中で登場人物の回想する春夏の山や自然がなんと鮮やかで美しいことか。自然は時に人間の脅威になるけれど、一方で人間は自然に生かされている。
次に登山する時も事前準備をしっかりして、安全に楽しみたいと思います。それにしても若い頃の北大路欣也さんがかっこよかった。なんとなく本木雅弘さんに似てる。高倉健さんは言うまでもない渋さ、素敵でした。