政治家のトレンドカラー
に関する情報です。
出所:福岡色彩文化研究会
今回は九州に限らず、日本全体が注目した参議院選挙にトレンドカラーを見つけ、
ここでレポートしたいと思います。
昨年からめまぐるしく変化している政治の世界。
私の専門で行けば、注目点は政治家のイメージにもつながる、
服装、ファッションです。
一般的な女性のファッションとは異なりますが、
よ~く注目してみると、ここにもトレンドが見えてきます。
民主党が旋風を巻き起こし、民主党議員がTVを初めとするメディアにも
多く登場するようになった一昨年から、昨年にかけては
政治家のファッショントレンドが見える、一番のアイテム『ネクタイ』
ナンバー1カラーは『赤』でした。
あれ?あなたも?あなたも?
民主党議員が横に5,6人並ぶと、ユニフォーム?と疑いたくなるくらい、
『赤』一色でした。
これはアメリカの大統領オバマ氏の影響もかなりあると思われます。
ご存知の方も多いと思いますが、アメリカは日本より、政治家の
イメージコンサルティングが進んでいますから、
政治家がメディア等に露出する際は必ずアドバイスをするようです。
そして、今年の夏。
政治家の胸から『赤いネクタイ』は消えました。
「赤」はエネルギーの強さ、情熱を、リーダーシップを
イメージさせます。
もちろん、リーダーシップも求められるところですが、
その前にはっきりして欲しいこと、
『政治と金』
クリーンで誠実なイメージの『青』のネクタイが目立ちます。
又、がつがつした強引な政治家より、友愛的な穏やかさを表す
『グリーン』も人気がじわじわと・・・
そして、お坊ちゃま感覚から庶民性を求められ、
親近感を表す『イエロー』も急上昇!
この変化は自然な流れなのか、色のメッセージを知ってのことなのか・・
気になるところです。
色彩総合研究所 色楽(しきらく)
九州造形短期大学非常勤講師
福岡色彩文化研究会主宰 桑野優子