今回の色彩情報は、
色のイメージ調査:福岡編
に関する情報です。
出所:福岡色彩文化研究会(旧:福岡カラーマーケティング研究会)
先日、成人式を迎えた九州は福岡県在住の若者を対象にした色のイメージ調査:第一弾です。
トレンドカラーの影響がこんなところに?
季節に関するイメージ調査です。
3週にわたって結果をご紹介します。まず、1週目のテーマは
この季節は何色?
春夏秋冬、四季を色に置き換えてもらいました。
春
1位ピンク 2位 緑
3位 黄色
4位 水色
夏
1位 緑
1位 青
3位 水色
4位 赤
5位 オレンジ
6位 黄色
秋
1位 茶色
2位 オレンジ 2位 紫
4位 赤
5位 黄色
冬
1位 クロ クロ、白、グレーが同数。
1位 白
1位 グレー
4位 青
5位 紫
6位 赤
感想:
春はピンクがダントツ1位、またピンクは春以外には出て来ません。
60代以降の方を対象にすると、紫が春の色として必ず
出て来ますが、この世代ではゼロ。
ちょっと意外、秋の色に緑は1票も入っていませんでした。
秋は茶色がダントツ1位、でも茶色は秋にしか出て来ません。
一見、ビビットなカラー紫や青が冬に入っているのは驚きでした。
赤はクリスマスやお正月のイメージから出ているのでしょう。
また、紫はこれまでの調査で冬をイメージする色として、
入るのは珍しいことでした。勝手な見解かもしれませんが、
2009年の秋冬のファッショントレンドカラーは「紫」
街中で「紫」を見る機会が多々あった様に
想像出来ます、赤が順位に入っている理由に近い気がします。
色彩総合研究所 色楽(しきらく)
九州造形短期大学非常勤講師
福岡色彩文化研究会主宰 桑野優子