<国際親善試合:フランス1-0イングランド>◇26日◇フランス・サンドニ
イングランド代表MFデイヴッド・ベッカム(32=ギャラクシー)
通算100試合出場を果たした。フランス戦(アウェー)に先発出場し、
同代表史上5人目の100キャップに到達。試合は0-1で敗れたが、
栄光と挫折を味わいながらも、11年半で悲願を達成した。
選手として1つの区切りにたどり着いたが、まだ通過点。
目標の10年W杯南アフリカ大会まで、走り続けるつもりだ。
ベッカムの心は、熱い感情に満ちていた。ボールを持つたび、パスを送るたび、
99試合の記憶がよみがえる。
「試合前から家族や知人からたくさんメッセージをもらった。涙をこらえてプレーしたよ」。
顔を真っ赤にしながら、それでも必死にボールを追った。
記念試合を、花相撲にするつもりはなかった。定位置の右MFで先発。前半39分には勢い余って、MFリベリーを引っ張って倒した。警告を受けたが「あれでカウンターを止められたでしょ」と笑った。
その気迫は、アウェーの観客の心もつかんだ。
後半18分、MFベントレーと交代でベンチに下がると、
スタンドはスタンディングオベーションに包まれた。
カペッロ監督も「彼はプロ中のプロ。だから息の長い活躍を見せてこられた」と絶賛。
世界に愛された背番号「7」は健在だった。
試合にはビクトリア夫人と子どもたちだけでなく、両親や多くの知人を招待。
この日のために金のスパイク、「100キャップ」と刺しゅうされたユニホームを用意した。
試合後、フランスDFギャラスからユニホーム交換をねだられたが、
「これだけは取っておきたいんだ」と笑顔で断った。




















