好奇心さえあれば
いつ、どこでも衝撃に襲われるだろう
こんにちは。
取り憑かれたように1940年代後半からアメリカを中心に起こった抽象表現主義のことばかり調べている今日この頃です。ヨーロッパ絵画からの脱却、イーゼルからの開放、描いたものより、描く行為に重きをおいた抽象表現主義の画家たちですが、古い習慣や体質から抜け出して、新しいことを確立しようとする姿勢が、ちょうど同じ頃のビバップを創り出したジャズマンたちと被って惹かれるものがあるのかも知れません。
大きなキャンバスに描いたことから、現代美術の代表的な手法であるインスタレーションに繋がる原点とされているわけですが、純粋抽象やそうでないもの、独自の道を歩んだもの、様々あって興味が尽きることありませんね。
まあ、好きならですが・・・。
で、別のアーティストを色々調べているときに見つけた動画。
GERHARD RICHTER PAINTING
現代最高の画家と名高いゲルハルト・リヒターのペインティング映像!!
何回見ても衝撃的なこの映像。
DVDになっているものからの抜粋のようです。
リヒター自身は色々な手法の持ち主なので、抽象表現主義の中だけでは収まらない、もっとスケールの大きな画家なのですが、その代表的な手法の一つアブストラクト・ペインティングはまさに抽象絵画。
一体、どうやって描いているんだろうかと考えたりもするわけですが、それを公開するなんて、かなりの大胆不敵さ。これが7万回程度しか再生されていないのが不思議なくらいですね。
崇高な誰かの言葉を引用すれば「頭では理解していても、実際に体を使って具現化してみなければ分からない事の方が世の中には多い」ということなので、私もこれを実践して抽象表現主義に対する理解を少しでも深めていきたいところ・・。
家の壁がキャンバスと化せば最高です。
ではでは。