Collier de perles



             シャンパンカラーにほんの少しグリーンのニュアンスが入った
                       微妙な色のパールのラリエット。

                 泡がきらめくシャンパンカラーのようでもあり、
                 かすかに入ったグリーンが桜が葉桜になってくると
               飲みたくなってくるリースリングを思わせるようでもあり。。。



                この不揃いな粒の大きさと色がどうしても欲しくて、
                        特注で染めてもらいました。

                   白は白、黒は黒、という明快さも好きだけど、
                    やはりそれでは割り切れないグレーな部分、
                         ニュアンスとでも呼ぶような
                     繊細な感覚に自然と惹かれてしまいます。



                  世の中にそれほど単純明快なものは多く存在しないと
                   歳を重ねて学んだせいもあるのかもしれません。






                     ラリエットの好きなところは、自由さ。

                  きっちり首にそわせてクロスしてチョーカー風にしてもいいし
                      ゆったりと下のほうで組ませても。




                     服のデコルテラインに合わせて、そして
                   つける方それぞれの首やデコルテの形に合わせて。。。。

                   本当に小さな違いが、大きなバランスの調和となって
                               現れる。



                      その決まりの無い自由な感じが好きです。


                       

                        アクセントに使っているラブラドライト。

                    宝石のようにシャープな固い輝きで柔らかいパールの色を
                           引き締めてくれます。



                     マーキースと呼ばれるこのカットを手に入れるのが
                      とても困難で、現在は店頭にこれ一点のみです。


                        ぜひお手にとってお試し下さいませ。





Collier de perles
$Collier de perles







ここ数日寒の戻りがありましたが、ベランダのビオラは花盛り。
摘んでお部屋に飾っても乾燥した空気の中、あまり長持ちしません。
なんとか可愛い花をとっておきたくて
砂糖漬けにしました。



小さなすみれの砂糖漬けや薔薇の砂糖漬けは
南仏の名産。
カンヌの友達にもらってから大のお気に入りに。


海外では、「クリスタライズド フラワー」と呼ぶそう。
フランス語だったら「クリスタリゼ」。


確かにお砂糖の粒がキラキラと輝いて
クリスタルのお花みたい☆


すみれよりちょっと大きめのビオラだけど
逆にお花のフォルムがそのままでそれはそれで
可愛い。

食べるものなので、売っているお花では
農薬がかかっていてNG。
シンプルなケーキやムースのデコレーションに
使いたいと思ってベランダで育てていました。


お砂糖代わりに
紅茶に入れても可愛いですよね♡








Collier de perles
           私たち二人が小さな会社を立ち上げようと思い立ってから
          数えきれないほどのメールや電話でのやりとりがありました。
           横浜と大阪に離れている二人、物理的な距離はあったけれど
             さほどの障害にはならなかったように思います。



          自分たちの会社のコンセプト、世界観を作り上げていく作業。
                   「これって好きなんだ」
                   「これって素敵だと思う!」
                   「こんな感じはどうだろう」
                   「これは私たちっぽくない?」
                    「この人って凄いと思うの」



              それだけでお互いの感じていること、見ているものが
           まるでビジュアルのように目に浮かび、瞬時に理解できました。
                 離れていた長い間でも、やはり同じ感性で
               様々なものを見て、感じて、選んでいたのだなと
                   ちょっとおかしくなるほどでした。


                     そんな日々の中で、
                「この料理人の女性、とても好きなのよ」
           と電話で名前を聞いたとき、聞き覚えはなかったのですが、
                もしかして、とひらめくものがありました。



                    さっそく検索してみると
              私が数年前にフランスのTVのドキュメンタリー番組で
              見て、深く印象に残っていた女性だったのです。



$Collier de perles


                     

                        弧野扶実子さん               
                     最近では日本での知名度もとても高く
                  様々な雑誌やメディアでとりあげられています。

                     彼女のキラ星のような経歴と素晴らしさは
                 この前編のインタビューを読めば
                   すぐに分かると思います。


                   出張調理人として世界中のセレブの
                 お宅で素晴らしいお料理をつくっていたさん
                     実は私もほんのちょっとだけ
                ケータリングのお仕事をお手伝いしたことがあって
                   その難しさや大変さは想像がつきます。
               (もちろん技術的なことなど、比べ物にもならないのは
                        言うまでもないのですが)



                      私が特に印象に残ったのは
                      インタビューの後半部分。
               自分が成功した理由を簡潔に的確にそして客観的に
                        分析している知性。


                    出張料理という仕事の自分の中での
                   位置づけと、そのビジネス的な困難さを
                      他の仕事でバランスを取る
                       高いマネージメント能力。


                    切れるようなストイックさと共存する
                        ふんわりはんなりとした
                       女性らしい柔らかい雰囲気。


                          同じ日本人として
                        こんな素晴らしい女性が
                      世界を舞台に活躍しているなんて
                     これほど胸を張れることはありません。




                      どちらも、美しい人、という意味の
                       「美人」より「佳人」という
                           言葉を使いたい。


                        手の届かないほど素晴らしい
                        でも、目標にしたいと思う
                           女性の一人です。