夜明けまで眠らない 大沢在昌タクシー運転手の久我は、血の匂いのする男性客を乗せた。かつてアフリカの小国で傭兵として戦っていた久我の同僚らしい。客は車内に携帯電話を残して姿を消した。その携帯を奪おうとする魔手が迫り、久我は縁を切ったはずの激しい戦いの中に再び呑まれていく。
強襲自分の中にも腐った部分はある。同時にそれを潔しとしない部分もある。そのせめぎあいこそが成長だ。そうやって少しずつなにかを変えていくしかない。苦しい道かも知れないが、生きるとはそういうことだと私は思う。