「看護婦さん」
「学校の先生」
「アナウンサー」
それが私の、小さい頃から今まで抱いてきた夢だった。
結構、根気のない私は、簡単にあきらめてここまできた。
7月まで働いていた仕事だって、全然自分の夢とは程遠い。
一度だって、派遣コーディネーターになりたいなんて夢を抱いた事はなかった。
一度だけ、夢を叶えられたことがあった。
「海外で暮らす」ということ。
ワーキングホリデーでオーストラリアの地を踏むまで、私は一度も海外へ行った事はなかった。
私にとって、海外生活なんて縁のないものだと思っていた。
どうして海外へ目を向けたかと言うと、大学時代の失恋がキッカケ。
失恋から立ち直れるものであれば、自分を奮い立たせる事のできるものであれば、
その時は何でも良かった。
彼の事を忘れるため、がむしゃらに留学やらワーホリやらを調べ、英語を学ぶうちに、
海外へ行きたい気持ちは本物になった。
あの失恋がなければ、今の私はいない。
そしてまた、今の婚約者と出会うこともなかった。
私は、彼とオーストラリアで出会ったのだから。
そしてまた、私は海外生活を手に入れようとしている。
日本を永遠に離れるつもりはない。
ただ、海外で学ぶことが沢山あった私たちにとって、海外で暮らすと言うことは私たちの
大部分を占める、夢の一つだ。
彼と人生を共に歩めるのは、自分と同じ方向を向いているから。
同じ夢を共有できる仲間だから。
これからは、ささやかでも新たな夢を、一緒に叶えられたらと願う。。





