(前日記からのつづき)
ラスベガスから帰ってくると、日本から義母のLママがSFに遊びに来ていました。
本当は一緒にラスベガスへ行こうと計画していたのですが、飛行機などの都合で予定が合わず、今回は見送ったのです。
さっそく滞在中のグランマ宅へ。
いつも日本からたくさんのお土産やリクエストの品々を持って来てくれるので、本当に助かっています。
Lママ、いつも本当にありがとう。
この日は週末に予定してる義兄夫妻の誕生日パーティーの話をしてグランマ宅を後にしました。
週末の誕生日パーティーでは最近恒例の手巻き寿司パーティー

だし巻き卵を作るのは私の役目です

ちょっと風邪気味のカワイイ姪っ子ちゃんと共に楽しい時間を過ごしました。
翌週早々。
学生時代の友達であるSPAMが、日本から遊びに来てくれました。
彼はJICA(青年海外協力隊)の活動でガーナに赴任しており、今年の1月任期を全うし、日本に帰国したのでした。
任期を全うしたらアメリカ横断の旅に出る!!
そう以前から宣言していたSPAM。
その宣言通り、アメリカ横断の旅の途中で
SFにも立ち寄ってくれたというわけです。
ありがとう!!
3年ぶりの再開。
それでもすぐにSPAMと分かりました。
美味しい鯖寿司を食べながらガーナで起こった出来事を色々と話してくれました。
水&食事情、トイレ事情、電気事情、気候事情などなど。
日本に帰国してみて、どんな食べ物も美味しいことに感動した!という件には、私も痛く共感。
日本の食文化は世界に誇れます

そのほかにもベトナム料理を食べに行ったり、我が新居でのディナーにも招待しました♪
アメリカに来てからはホームパーティが多くなりました。
家も広いから呼びやすいし、のんびり飲めて良いんですよね♪
ETにももちろん会ってもらいましたよ♪
私たちの結婚式以来の再会でした。
いよいよ翌日SFを発つSPAM。
知り合ってからもう11年という年月に驚きながらも、いつかまた、たまにはこうしてお酒でも飲みながら近況報告会をしようね、と約束しお別れしたのでした。
3月3日。
事件が起こったのはSPAMと別れたその夜のことでした。
週末の誕生日会の翌日、姪っ子からうつった風邪が悪化して寝込んでいたLママの様子がおかしいという連絡が義兄から入ったのです。
心配になり、ETとともにグランマ宅へ向かいました。
時間は21:30頃だったでしょうか。。。
グランマ宅へお邪魔するとすぐ、Lママが目に入りました。
椅子に座っているLママ・・・。
こちらを振り返ったLママを見て、
私たちは言葉を失いました・・・。
顔色は黄色がかり、
瞳の色素も薄れ、うつろな目をしています。
口は半開き状態・・・。
でも1人で座って何か懸命にメモを取ろうとしているのです。
私たちを見て話しかけてくるのですが、ろれつが回らず何を言っているのかよくわかりません。話の焦点が合わず、記憶があいまいになっていました。
幻覚も見えるようで、痴呆症のような、薬物中毒者のような症状に映って見えました。
義兄に話を聞いてみると、
風邪が悪化した2日後、アメリカの救急センターへ行き、診察を受けて処方された「ハルシオン」という薬と、大量の解熱剤(2,3日間で40錠)を飲んでいたようなのです。
私たちは薬の副作用を疑いました。アメリカの薬は日本のものに比べてとても大きいのです。
どうか、ただの副作用でありますように、脳への障害ではありませんように、と願いました。
以前だったら同じアパート内に住んでいたので、エレベーターですぐにグランマ宅へ向かうことができました。
しかし今回は私たち夫婦も、義兄夫婦もこの2ヵ月で引っ越しをしてしまったため、誰もお見舞いに行けていなかったのです。
そのため、Lママがいつからこれらの薬を飲み始めたのか、いつから症状が悪化してこのような状態になったのか、全く想像不可能でした。
Lママは英語でしきりに
「タクシー来た?」
「あの子の彼を送ってあげないと」
と言っていました。
もちろんタクシーなんて呼んでいないし、あの子の彼とは、誰のことなのか全く分かりません。。。
Lママはまるで夢を見ているか、幻覚を見ているかのようでした。
それを見ては肩を落とすグランマ。
「私が一緒についていながら何もできなかったわ。」
今にも泣きそうでした。
今年87歳のグランマ。
実は彼女も数日前から体調を崩してベッドで静養していたそうです。そのため、Lママの変化には全く気がつかなかったとのことでした。
家族で話し合った結果、その夜は二男の義兄がLママの隣に寝て様子を見ることにし、状況によって病院に連れていくことにしました。
理由は、現在日本を生活拠点としているLママはアメリカでは保険も何もなく、
さらに2日前にはすでに救急センターで診察を受けているのです。
その夜は熱や咳き込むようなこともありませんでした。
アメリカの医療システムは日本のそれとは違い、ホームドクターというものが必要になります。私たちが診察を希望する場合はホームドクターに予約を入れて、そして治療してもらうのです。
緊急の場合はEmergency Center(救急センター)に行って診察をしてもらうのですが、待ち時間はとても長く、治療費もさらに高額になります。
不安を抱えつつも、翌日の仕事へ向けて、私たちは家へ帰宅したのでした。
つづく
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