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先日楽しみにしていたミュージカル ビリーエリオットを観に行ってきました。
 
2000年に公開されたイギリス映画「リトル・ダンサー」の舞台版で、イギリスでは2005年から上映されています。トニー賞などの数々の賞を受賞し、「あなたはもう、これ以上の作品に出会えないだろう」という新聞社のコメントはあまりにも有名です。
日本では今年初めて日本人キャストによるミュージカルが上映されました。

 

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舞台は1984年のイギリス北部の炭鉱町ダーラム。
 
時の首相はマーガレット・サッチャー。
目指したのは小さな政府。
 
第二次世界対戦後の復興に貢献した炭鉱ですが、時代の流れは石油へ。
そこに目をつけたサッチャー。
国有化されていた炭鉱はどんどん閉鎖&民営化されていきました。
 
半分公務員みたいに安定した収入を得ていた炭鉱夫は、いきなり突きつけられたリストラ宣言を受け入れられず、立ち上がりました。
長期にわたるストライキを起こし、政府に対抗していました。
 
そんな時代に生きたバレエが大好きな少年ビリーと炭鉱夫たちの物語。
時代も時代。しかも炭鉱の町。「バレエは女がやるもの」とのステレオタイプにより最初は反対していた父親や町の人々も、ビリーの熱意や可能性に未来への希望を感じ、みんなで立ち上がろうとする、ハートウォーミングな物語です。
 
この歴史的に残る大きなストライキは、結局政府の勝利となり、炭鉱町は廃れていきます。
サッチャーの政策は成功を収めたのですが、その時代に切り捨てられた人々がいて、その人たちにも家族がいたこと、希望を持って生きていたことを思うと、なんだか胸が苦しいです。
 
炭鉱町という一見地味な舞台に彩りを与えたのは、ライオンキングなどで知られるエルトン・ジョンの音楽。すべての楽曲が素晴らしいんです。

 

 

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我が家にあるDVD。
20周年を記念して1夜限りで公演されたロンドン公演のものです。
 
もう素晴らしいの一言!
私のお気に入りは、おばあちゃんのソロの曲"Grandma's Song"
魂の叫び!という感じの一曲で、何度も何度もリピートしてしまいます。
 
そして"Merry Christmas, Maggie Thatcher"という第二部のはじめの曲。
 
We all celebrate today
'Cause it's one day closer to your death
 
とても明るい曲ですが、「サッチャー、早くくたばってくれよ」という意味の歌詞があります。実在の人物に実名でそんなことを言って笑いにできるのがすごいなーと思います。
日本じゃ絶対ムリ。ここが海外と日本のエンターテイメントの差なんだろうなぁと思います。
日本は全然及ばないですよね。。
 
主人公が踊るダンスもタップやバレエなど様々で、どれも圧巻です。
 

 

日本での公演が決まり、主役のビリー役のオーディションも1年以上にわたる期間を経て選考されました。
 
声変わりのしていない男の子で、経験・未経験は問わない、という募集内容。
何千人もの中からこちらの5人が選ばれました。
 
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厳しいオーディションを勝ち抜いた日本のビリーたちです。
11歳から14歳までの子どもたち。
 
オーディションの様子をドキュメンタリーで何度も見たので、
5人全員に思い入れがあります。

 

 

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特に私が「この子のビリーが見たい!」と思ったのが山城力くん。
 

 

 

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力くんは唯一の未経験者。
 
ビリー役には当初選ばれていなかったのですが、彼の潜在的な能力と可能性、表現力の高さが評価され、オーディション後も運営サイドがお稽古を続けていたそうです。
残りの4人とは少し遅れて、晴れてビリー役を手にしたリキくん。
 
ビリーエリオットのDVDを観て感激し、その数ヶ月後に日本にビリーが来ることを知って、お父様のお仕事の都合で住んでいたシンガポールから帰国してオーディションを受けたそうです。
 
ビリーエリオットのドキュメンタリーで彼のお稽古を見て、透明感のある声と表現力に感動しました。

 

 

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チケットを購入した時はビリー役のキャストスケジュールがまだ未定で、どの子の演技を観ることができるかはわからなかったのですが、できればリキくんがいいな♬と思っていました。
 

 

 

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そんな私の思いが通じたのか、なんと5分の1の確率が当たり、リキくんの舞台を観れることに!

 

 

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リキくんおめでとう!
普通の人はDVDを観て感動して終わりなのに、リキくんはそこからビリーになりたいと思って周りの人を説得して努力して、本当にビリーになっちゃったんだね。すごい!
 
公演は、正直完成度の高すぎるロンドン20周年の公演を観すぎていたので、ガッカリしてしまったらどうしよう...と思っていたのですが、杞憂でした。
 
最初の曲"The Stars Look Down"の合唱を聞いた瞬間、ぶわーっと感動しました。
やっぱり生で観る舞台は素晴らしい!
 
ロンドンのものと一部セリフや演出が違うところもあり、とても楽しめました。

 

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最後に「僕たちの写真を撮って、SNSで宣伝してね」とリキくんが言ってくれたのでパシャリ♡
東京の公演はもうすぐ終わってしまうのですが、今度は大阪で公演が始まります。
みなさん是非5人のビリーを観に行ってくださいᵕ̈*

 

 

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帰りは千代田線に乗って赤坂から乃木坂へ。
そのままミッドタウンまで歩いて、トシヨロイヅカへ。
 
なんと席が空いていて、すんなり入れたんです!
 
この最初にいただいたトマトのスープがとても美味しかった!

 

 

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母のスイーツはショコラと無花果のパフェ。
 
今回母を連れて行ったのですが、喜んでくれてよかったーᵕ̈*

 

 

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私は葡萄のパフェ。
そしてふたりとも鎧塚スペシャルの洋梨と蜂蜜のハーブティー。

 

 

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葡萄のパフェはとても美味しかったのですがサッパリしていてすぐに食べてしまったので、栗のケーキを追加♡笑
 
子育てと仕事から離れて自分自信もブラッシュアップできて、ついでに親孝行もできて、とても良い時間でした♡


おまけ♡

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私が何度もDVDを観ていたので、boysもビリーが大好き。

長男くんは「そりだりてぃーそりだりてぃー」と歌を口ずさみ、次男くんは「ビリー見たいー」と棚からDVDを持ってきます。

写真は「見てー!ビリー!」とビリーの真似っこ♡来年はいっしょに見に行けるかなᵕ̈*