とうとうやってしまいました・・・最初っからこうすればよかったなんてツッコミを自分でしつつ。
ソフトを使わずに衝動で(常に行き当たりばったりで生きてる証拠)作ってしまったので、デザインはテンプレートのみなのですが。
コルダ
薄桜鬼
遥か2
を取り扱います。増えていく可能性もありますが。
何故に遥か「2」なの?!って言われますよね、そうですよね・・・だって5まで出てるっていうのにね・・・
その辺はサイトで語っております。
コルダは今までのお話を移行しただけです。薄桜鬼もそうなんですが。
移行作業しつつ、各ジャンルで1話づつUPしております(ブログには掲載しておりません)。
是非いらしてくださいませ。
http://perfectbluesky.xxxxxxxx.jp/
このブログもしばらくは残しますが、諸事情により、一部ページを削除いたします。サイトでは全て見れますので、そちらへどうぞ。
携帯からアクセスしていただいている方もいらっしゃるようなのですが、すみませんサイトのほうは見れるかわかりません・・・
海外在住なのでソフトが手に入らず(海外発送で注文しても関税ふっかけられそうなので怖い)、一時帰国するまではしばらく「なんじゃこのデザイン・・・」なサイトです・・・他のサイトさんのキレイな素材を羨望の眼差しで眺めております(笑)。8月に帰れるかどうか。帰れなかったら11月です。多分。
あんまりこちらでは私の生態を語らないように努めてきたので「あ、そうなの?」って言われるかもしれません。サイトでもあまり出さないようには気をつけます。
皆様のご訪問、お待ちしております。
椿 拝
はいこれ、と唐突に渡された小さな包み。
反射的に手を差し出してしまってから、はたと気付いた。
「日野?」
「はーい、香穂子さんです。じゃなくて、これ。あげる」
改めて手の中の包みを見る。淡いブルーのストライプ。ロイヤルブルーのリボン。
「これは?」
「ふふ。開けてみて?」
何だろうと思いつつ、リボンをしゅるりと解いた。
「ヴァイオリンの・・・タイピン?」
「正解!コンサートに行く時とかに・・・ああ、出る時じゃなくて、聴きに行く時ね、使えるかなあって思って」
タイピンの先に、小さくヴァイオリンが形取られている。細かい所も出来る限り細工が施されていて、精巧なものだ。
「タイピンってちょっと渋いかなあって思ったんだけど・・・」
「いや、ありがとう。大切に使わせてもらう」
確かに高校生の自分にはあまり使うことのないアイテムだ。けれど、こういったものなら使えそうだと思う。
「良かった」
嬉しそうに笑う香穂子にもう一度礼を言って、手の中のタイピンを見つめた。
ふと気付いて問いかけてみる。
「何故俺にくれるんだ?」
「あげたいから、じゃダメ?」
「・・・別に、構わないが・・・」
ハンカチやフォトスタンドなどももらったことがあるから、香穂子からの「理由なきプレゼント」にはある意味慣れている。
「遅れちゃったけど、誕生日プレゼントだよ」
「・・・え?」
聞き直して、ようやくすとんと言葉の意味を飲み込んだ。
誕生日。
「月森くん、誕生日だったんだってね。おめでとう」
「・・・ありが、とう・・・」
学内コンクール真っ只中のライバルに誕生日プレゼントなど贈る人の気が知れないとは目の前にいる少女には言えないが、内心嬉しいと思う自分がいるのもまた事実で。
「もらってくれて、ありがとう」
「こちらこそ、ありがとう、日野」
どういたしまして、とにっこり笑うと、来た時と同様、嵐のように去っていく。
ぽつんと残された月森の手の中にあるタイピンが、太陽を反射してキラリと光った。
学内コンクール中です。
嵐のようにやってきて嵐のように去っていく。そうじゃなかったら気付きかけている自分の気持ちをうっかり喋ってしまいそうで。
ということで、余計な事を言わずに去ってしまった香穂子さんなのでありました。
去年はすっぱり忘れてて(おい)、今年は風邪でダウンしつつ頑張りました・・・!遅れちゃったけれども。
月森くん、はぴば!
反射的に手を差し出してしまってから、はたと気付いた。
「日野?」
「はーい、香穂子さんです。じゃなくて、これ。あげる」
改めて手の中の包みを見る。淡いブルーのストライプ。ロイヤルブルーのリボン。
「これは?」
「ふふ。開けてみて?」
何だろうと思いつつ、リボンをしゅるりと解いた。
「ヴァイオリンの・・・タイピン?」
「正解!コンサートに行く時とかに・・・ああ、出る時じゃなくて、聴きに行く時ね、使えるかなあって思って」
タイピンの先に、小さくヴァイオリンが形取られている。細かい所も出来る限り細工が施されていて、精巧なものだ。
「タイピンってちょっと渋いかなあって思ったんだけど・・・」
「いや、ありがとう。大切に使わせてもらう」
確かに高校生の自分にはあまり使うことのないアイテムだ。けれど、こういったものなら使えそうだと思う。
「良かった」
嬉しそうに笑う香穂子にもう一度礼を言って、手の中のタイピンを見つめた。
ふと気付いて問いかけてみる。
「何故俺にくれるんだ?」
「あげたいから、じゃダメ?」
「・・・別に、構わないが・・・」
ハンカチやフォトスタンドなどももらったことがあるから、香穂子からの「理由なきプレゼント」にはある意味慣れている。
「遅れちゃったけど、誕生日プレゼントだよ」
「・・・え?」
聞き直して、ようやくすとんと言葉の意味を飲み込んだ。
誕生日。
「月森くん、誕生日だったんだってね。おめでとう」
「・・・ありが、とう・・・」
学内コンクール真っ只中のライバルに誕生日プレゼントなど贈る人の気が知れないとは目の前にいる少女には言えないが、内心嬉しいと思う自分がいるのもまた事実で。
「もらってくれて、ありがとう」
「こちらこそ、ありがとう、日野」
どういたしまして、とにっこり笑うと、来た時と同様、嵐のように去っていく。
ぽつんと残された月森の手の中にあるタイピンが、太陽を反射してキラリと光った。
学内コンクール中です。
嵐のようにやってきて嵐のように去っていく。そうじゃなかったら気付きかけている自分の気持ちをうっかり喋ってしまいそうで。
ということで、余計な事を言わずに去ってしまった香穂子さんなのでありました。
去年はすっぱり忘れてて(おい)、今年は風邪でダウンしつつ頑張りました・・・!遅れちゃったけれども。
月森くん、はぴば!
拍手喝さいが沸き起こる。
それを演奏したときと変わらぬ無表情のまま、けれど先ほどよりかは少し丁寧に一礼し、月森が袖へと下がってきた。
羨望の眼差しや、嫉妬の眼差し。そういったものには慣れた。・・・慣らされた、と言うべきか。
「今回も優勝は君のものになりそうだね」
コンクールに出る面子というのはあまり代わり映えしない。上位に入る者ならば、特に。
にやにやと意地の悪い笑みを浮かべながら近寄ってくるこの青年もまた、そんな一人だった。
「でも僕も今回は負けない」
「・・・健闘を祈る」
心にもないことを、と鼻で笑う声を背後で聞きながら、ステージを後にした。
あの青年は知らない。
自分が今どんな思いでステージに立っているのかを。
自分の全てを預けたいと思えた少女を自分から切り捨てた過去も、これからも。
コンクールをがむしゃらにこなしてトロフィーだけが増え続けても、彼女は手に入らない。
もしかしたら、もう、二度と。
過去、コンクールに出場して得てきた地位よりも。
今、君という存在が欲しい。
ならばなぜ自分はここにいるのだろう。
なぜ、彼女を選び取らなかったのだろう。
「・・・馬鹿なことを」
控え室のドアを後ろ手に閉めながら、大きく息を吐き出した。
そう。
今となっては何もかも遅い。
でもあの時の自分の選択は間違っていなかったと思う。・・・そう、思いたい。
でなければ自分が今ここにいる意味がない。
だから。
「君を迎えに行くその時まで」
ヴァイオリンも、香穂子も、今なら両方選び取る。
でも、もう少し。
あと、もう少し自信がついたら。
(君の未来をもらいに行く)
過去は過去として、月森には抱えていてほしいというのは我侭でしょうか。
傷ついてきた過去も、恐れ震えていた過去もひっくるめて、香穂子に大事にしてもらいなさいよっていうことで!
留学中で「きみにあいにゆくよ」シリーズ(?)の数ヶ月前設定です。
それを演奏したときと変わらぬ無表情のまま、けれど先ほどよりかは少し丁寧に一礼し、月森が袖へと下がってきた。
羨望の眼差しや、嫉妬の眼差し。そういったものには慣れた。・・・慣らされた、と言うべきか。
「今回も優勝は君のものになりそうだね」
コンクールに出る面子というのはあまり代わり映えしない。上位に入る者ならば、特に。
にやにやと意地の悪い笑みを浮かべながら近寄ってくるこの青年もまた、そんな一人だった。
「でも僕も今回は負けない」
「・・・健闘を祈る」
心にもないことを、と鼻で笑う声を背後で聞きながら、ステージを後にした。
あの青年は知らない。
自分が今どんな思いでステージに立っているのかを。
自分の全てを預けたいと思えた少女を自分から切り捨てた過去も、これからも。
コンクールをがむしゃらにこなしてトロフィーだけが増え続けても、彼女は手に入らない。
もしかしたら、もう、二度と。
過去、コンクールに出場して得てきた地位よりも。
今、君という存在が欲しい。
ならばなぜ自分はここにいるのだろう。
なぜ、彼女を選び取らなかったのだろう。
「・・・馬鹿なことを」
控え室のドアを後ろ手に閉めながら、大きく息を吐き出した。
そう。
今となっては何もかも遅い。
でもあの時の自分の選択は間違っていなかったと思う。・・・そう、思いたい。
でなければ自分が今ここにいる意味がない。
だから。
「君を迎えに行くその時まで」
ヴァイオリンも、香穂子も、今なら両方選び取る。
でも、もう少し。
あと、もう少し自信がついたら。
(君の未来をもらいに行く)
過去は過去として、月森には抱えていてほしいというのは我侭でしょうか。
傷ついてきた過去も、恐れ震えていた過去もひっくるめて、香穂子に大事にしてもらいなさいよっていうことで!
留学中で「きみにあいにゆくよ」シリーズ(?)の数ヶ月前設定です。
