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あゆかわのブログ

日々感じたことを書き綴ります

なんとなく昔の話をします。

私が大学を卒業して社会人になった時のこと。その会社はものすごく礼儀に厳しい会社で、先輩社員からいろいろ厳しく指導された。

自分では礼儀を知ってるつもりだったので、「いくらなんでも厳しすぎだろ」と勝手に思ってたけど今にしてみればそれは常識レベルの事も多かった。

これは常識レベルかはわからないけれど、先輩に指導された話の中で、今でも強く印象に残っている話がある。


先輩
「上司やお客さんから、とある仕事を二日後までにやってくれ、と言われたとしよう。お前はものすごく忙しくて二日でできるかもしれないけど、間に合わないかもしれない。そんな時、どう対応する?」



「いったん了承し、間に合わなくなる可能性が高くなった場合はそのタイミングで速やかに上司やお客さんにその旨を伝えて謝罪します」


先輩
「残念ながらそれは最善ではない。そういう時は、話を受けたタイミングで「これこれこういう事情で二日後は厳しいです。五日後であれば必ず対応します」そう伝えるんだ。そうすれば、二日後に提出すればそれも良しだし、三日後に提出しても納期の二日前に提出したことになる。心理的に重要なのは、最初に約束した事を後で改悪すると心象がかなり悪くなるという事だ。相手には、物理的に可能なはずなのに優先順位を低く置かれたな、と受け取られるからだ。

 でも、最初に自分にとって条件のゆるい約束をしておけば、少し頑張った時に「ああ自分のために無理してくれたんだ」と喜ばれる。さっきの例で言えばお前の方法で提出が三日後になるより、俺の方法で提出が三日後になるほうが圧倒的に心象がよい。お前は約束を破ったことになり、俺は無理して約束を守ったことになる」


この話はかなり目からウロコで、今でもすごく役に立っている。お互いが気持よくなる嘘ってこういうものなんだ!とその時少し感動した。

こうして振り返るとあの時の僕は心が清らかすぎたのかもしれない。なぜ稚拙だった自分を美化したがるのか。