9月5日 前期破水して入院 夜に出産しました
2060g 小さな体でしたが、元気な声で泣いてました
パパ似の男の子 なかなか男前でした
識(しき)ちゃんと名前をつけました
9月6日 識ちゃんの全身にチアノーゼが出ました
小さな産院だったので対応できず、設備の整った病院に転院
私は、産院から毎日そこに通うことになりました
検査の結果は、感染症による敗血症、肺炎の疑い
すでに白血球と血小板が限りなく0に近いとのこと
全身の血を輸血で交換しました
9月7日 輸血をして容態が安定
詳しい検査で、体の中にばい菌がいるということが判明
識ちゃんが起きていると、動いてしまい、治療できないので
眠くなるお薬と、抗生物質での治療が必要とのこと
そのほかにも、血を固める薬とか血圧を上げる薬とか・・・
お医者さんから、数え切れないほどの薬の説明を受けました
識ちゃんの体につけられた点滴チューブの数は9本
痛々しい
しかも肺炎の症状も出ているので、特殊なガスも使われます
9月8日 識ちゃんの血圧が上がらない
血圧が上がらないから、体の血の巡りが悪くなり
膀胱がほとんど機能せずに、おしっこがでなくなりました
おしっこがでないのに、大量の薬が入っていきます
識ちゃんの体がむくんできました
チューブは11本に増えました
ばい菌の種類が特定されました
B郡溶血性連鎖球菌
新生児に一番くっついてはいけない菌 らしい
パパと交代でそーっと抱っこして応援しました
9月9日 識ちゃんの血圧が下がってきました 体がパンパンです
モニターの酸素、血圧がすぐに危険域になり
頻繁にアラームがなるようになりました
お医者さんは、
薬の悪循環から抜け出られないのだと言いました
もう生きているのも不思議なくらいな状況 とも言いました
母乳を搾って、綿棒で識ちゃんの口の中に塗りました
パパと夜遅くまで応援しました
9月10日 午前9時15分、パパと一緒に識ちゃんに会いに来ました
識ちゃんは一晩でパツンパツンにむくんでいました
私たちが来るのを待っていてくれたのだと わかりました
頑張ったね 偉いよ 自慢の子だよ 愛してるよ
生まれ変わるときは、またパパとママの子に生まれてね
子供産むのは痛いから もう絶対いやだと思うけど
識ちゃんだったら、また産めるからね
識ちゃんからも神様にお願いしてね 約束だよ
識ちゃんのために買ったお洋服もお布団も全部とっておくよ
と識ちゃんとお話しながら
私が抱っこして、そしてパパに抱っこされながら
午前10時36分
識ちゃんの心臓はゆっくりゆっくり止まりました
次に会える日を楽しみに、自慢のママになれるように
またお空から降りてきてもらえるように頑張っていきます