東日本大震災の前夜、○○ちゃんが恐ろしい月を見ていた。
きっと何かが起こる!と思いながら眺めていたそうだ。
そして昨夜、あおむしも同じ月を見た。
「渡る世間は鬼ばかり」を見たいがために、急いで洗濯物を
干してしまおうと、ベランダに出てせっせと干していた。
最後の一枚を干し終え、急いで部屋の中に戻ろうとして
ふと空を見た。
ま、まさか・・・・・・
赤黒いオレンジの月がそこにあった。
物凄く低い位置に・・・・
きっと大きな余震が来る、と直感した。
「絶対絶対何かが起こる月だよ・・・・
」
その月を見る前に、毎月定期購読している月刊誌を読んでいた。
夕方届いたばかりの新刊には今回の震災の特集が掲載されていた。
そこには、
過去の震災の状況を見ると、半年以内にM8クラスの最大規模の
余震が起こる可能性が高い、と。
今回の太平洋プレートの北側か南側の断層破壊が起きるらしい、とも。
仮に南側で起きた場合、その南側というのは房総半島沖らしい。
万一、南側で起きたら東京は先の大震災より激しい揺れになる、とも。
それを夕食後からずっと読んでいたので、恐ろしい月を見たとき、
これは来る!、と感じたのだ。
あの月を見て急いで○○ちゃんにメールした。
しばらくして電話がかかってきた。
月が見当たらない、とのこと。
あおむしが見てから1時間経っていた。
月の形状や色を伝えたら、同じだと言う。
やっぱり何かあるよね、といいながら電話を切った。
渡鬼もそぞろに、ネットで月と地震の因果関係を調べたり
していたのだが、度々あおむしの本能が何かを掻き立てる。
その度に棚の取っ手にぶら下がっている「ピーポくん」を確認する。
彼が小さな地震をはじめとするあらゆる揺れを無言で教えてくれるのだ。
何度見ても揺れを感知しない。
でもまたしばらくすると、あおむしの中の何かが反応する。
パソコンから離れ、ソファに頭を乗せながら「アメトーーク」を見始めた。
しばらくして急に睡魔が襲ってきた。
その瞬間、携帯のエリアメールの着信音と、テレビの緊急地震速報が
鳴り出した。
急いで飛び起きて画面を確認すると、強い揺れを示す地域に「東京」の
文字が。
これは絶対来る!
と、急いで隣室で寝ている子ども達の元へっ!
何かあっても子ども達をあおむしの体で守れるように
寝相が悪く、あちこちで寝ている子ども達を引き寄せ、箪笥を押さえた。
警報が出て数秒してから小刻みに揺れだした。
次第に下から突き出すような揺れになり、グラグラと横揺れになった。
大震災の時のように、長い揺れであった。
あの月刊誌を読んで心の準備が出来ていたので
それほど恐怖は感じなかった。
東京は震度3だったらしいが、あおむしの住むマンションは3強だった気がする。
ネットで調べても月と地震の予知の因果関係はわからなかったが、
でも何かが起きた。
たまたま偶然なのかもしれないが、体の中の何かはあおむしに
伝えていたのは確かだ。
今朝見たニュースで、ある被災者の方が、
「やっとの思いでようやく片付けたのに、また滅茶苦茶になってしまった」
と嘆いておられました。
停電した暗い街で津波の恐怖を感じ、逃げ惑った被災者の方々。
小さな復興の兆しを翻弄する地震。
皆さんの心が折れないように願うばかりだ。