今、J:comチャンネルで
「わくわく1年生」という番組がやっている。
ある小学校の1年生が、一人ひとり将来の夢を披露するだけという。。。
さて、その中の一人が面白いことを言っていた。
「私の名前は~~です。」
「将来の夢は、幼稚園の先生です。」
「わけは、子どもが好きだからです。」
いや、1年生だよ?
君がまさに子どもなんだが。
果たして、6~7歳にして母性というものがあるのか。さすが女子。
きっとその子はお姉さんで、下にきょうだいがいるんだろうな。
一方で、
「やさしい魔女になりたい」とか
「仮面ライダーになりたい」とか
「忍者になりたい」とかもいる。
ヒトの成長って面白いなぁ。既にひとそれぞれ。
さて、今日は3冊の本を読んだ。
いや、正確には昨晩からだが。
枝松蛍:著
「何様ですか?」
山本弘:著
「翼を持つ少女 上」
「翼を持つ少女 下」
結論から言うと、前者はあまり楽しめなかった。
後者は上下巻ともにハマった。
俺は本の評論なんてしたことはないし、
そもそもそんな高尚なことをできるほど読書家なわけでもない。
でも、素人なりに感じたことを。
「何様ですか?」の帯には、大仰にこう書かれている。
「書店員絶賛!戦慄のブラックどんでん返し!」
俺としては、「読者を裏切る展開」を期待していたのだが、
どうやらそれは解釈を誤ったらしい。
つまり、「そうなっちゃうの?」という驚きを得たかった。
なのに、中盤からして次の展開が読めてしまう。
最後はこうなっちゃうんだろうな、という期待が全く裏切られなかった。
何事においても、「タイミング」というものがあると思う。
どんなに稚拙な言葉でも、あのときあの人に言われたから響いた。
そんな言葉が、多くの人にはあるのではないだろうか。
そういう意味では、「何様ですか?」と俺は、タイミングが合わなかった。
もしかしたら、辻村深月に触れる前なら楽しめたかもしれない。
あるいは、この本に感動できるだけの何かを
俺が持ち併せていなかったということなのだろう。
まだまだ読者としては素人だ。
一方で、「翼を持つ少女」は大変に面白かった。
どんどん先を読みたくなったし、止まらなかった。
基本的に、俺はアツい展開が好きらしい。
主人公の、自分の好きなものに一途で、かつどこまでも行きすぎている感が素晴らしい。
しかも、そのオタクっぷりが常軌を逸しているにも拘らず、全く不快感がない。
また、本書の中にも出てくるビブリオバトルというものを、
以前テレビで観たことがあることも、読んでいて面白かった理由の一つかもしれない。
「翼を持つ少女」は、今の俺とタイミングが合った。
ある意味それだけども言える。
絶対に良質なものとか、絶対に粗悪なものというのは無いのだと思う。
例えば、曲がってしまった釘があったとしよう。
一般的な釘の使用法から言えば、曲がってしまった釘は粗悪ということになる。
しかし世の中は広いもので、曲がった釘を集めて芸術作品を作り上げる人もいる
…かもしれない。
結局のところ、何に価値を置くかということなのかもしれない。
「何様ですか?」は、俺の内在する価値観に合わなかったとも言えるが、
同時に、他の人ではどうかは未知数だとも言える。
つまり、今回の3冊の1冊が「つまらない本」という評価は、誤っている。
俺は確かにそう感じたけれども、皆がそうとは限らない。
そう、他人は違う。
にも拘らず、ちょっと目にしたことや耳にしたことを鵜呑みにしてしまいがちなのも
ヒトの性と言えるのではないか。
ネット社会と呼ばれて久しいのではないかと思うけれども、
溢れる情報に全く踊らされていない人というのはどれだけいるのだろうか。
俺も踊らされている一人だという自覚がある。
レビューが目に入ってしまったために購入を諦めたものなど、いくらでもある気がする。
だからせめて、ここではそういう被害者を出さないような表現に努めたいと思った。さっき。
ところで、ふと気になったことがある。
「何様ですか?」でも「翼を持つ少女」でも、「アンネの日記」が出てくる。
あの有名な「アンネの日記」だ。
作中での扱いは全く違うけれども、
いずれでも、さらっと流されるような扱いではない程度に出てくる。
これだけだと、だから何?という感じ。
でもこの既視感のような感覚は、今回が初めてではない。
こういうときに、書名が思い出せない。
でも、ごく最近。
著者も異なるある2冊の本をほぼ連続で読んでいて。
いずれも登場人物の配置が非常に似ていたのだ。
上手く思い出せない。
主要な人物の数も、彼らの作中での立ち位置も、非常に似通っていた。
2冊目を読んでいる最中、頭の中で1冊目の人物がフラッシュバックしてきて、
どっちか今読んでいる方の人物かわからなくなったのを覚えている。
こういう共通項みたいなものを感じることが、この頃よくある。
いずれも、書店で目についたものを手に取っているだけなんだけど。
何かの前触れでないといいな。