LUXMANのL-10…開けてみたら…フューズが溶けとった!
昨年の暮れ それまで、メインのアンプとして使用していたLUXMAN L-10(下の写真のいちばん上の機
械。ちなみに中段はYAMAHAのA-1、いちばん下はSONYのTC-K7B)なんですが…
クリスマスあたりから、左CHの音が、出たり出なくなったりする…という不調に陥り
大晦日を待たずして、左CHからは完全に音が出ない状態になってしまったのです。
以来、電気音痴のpepperは、心寂しく、半年近くを音楽なしで過ごしてきました。
しかし、あまりに味気ない毎日に嫌気がさし、ついにLUXMANの「お客様相談窓口」に電話をしてみたのです。
「左CHの音は、スピーカーはNGだけど、ヘッドホンならOK!」というようなことを申し述べますと
「おそらくスピーカーリレーがダメになってるんでしょう。修理するとなると、リレーの交換と基盤の劣化したハン
ダのやり直しで3~5万円ぐらいかかると思いますよ!」とのお答えでした。
「う~、最低3マンエンは痛い! 下手すると、3マンエンもあれば、オークションで完動品(当然中古品です
が…)が2~3台買えちゃうしなぁ!」。貧乏人は悩みます!
念のためにインターネットエクスプローラーを起動して「LUXMAN L-10 修理」と検索窓に打ち込んでググ
ってみますと…L-10の天板を開けて、中の基盤やらコンデンサー、トランジスタ等の交換前と後の写真を載せ
てあるHPを発見!
それを参考に「ダメで元々!」と、pepperも天板を開けてみたらば…中はこ~んな感じ。
写真の上方がアンプの前方で、下が後方なので、右側が左CH、左側が右CHとゆ~ワケです!
LUXMANの「お客様相談窓口」の担当者が言ってた「左CHのスピーカーリレー」というのは…どうやら腑分け
写真の右下(アンプを前から見ると、後ろの方の左の隅っこ)に見える白っぽい部品と思われます。
その部分を拡大してみますね。
このフラッシュを反射している乳白色の四角い部品がスピーカーリレーと思われますが、カバーをハズして中
身を磨いてみようと試みますが…pepperの腕前では、どうやってもハズれない。
「これ以上、無理にコジったりしたら絶対に壊す!」。そう直感したので、カバーをハズすのは諦めます。
で、一息ついて、もう一度リレー及び、その周辺をジックリ見てみますと…リレーの後ろに小さな管フューズが
存在しているではあ~りませんか!
「プロがリレーと言ってるんだから、まさかフューズ切れはないよな?」と思いつつ、コレをハズしてチェックする
と…き…き…切れているではあ~りませんか!
「も、もしかして…こ、こ、このフューズを新しいのに換えたら、お、お、お、音が出たりして?」そんな考えが頭を
よぎり、素人pepperの胸が騒ぎます!
ドキドキしながら電源入れて、天板開けるのに使ったドライバーで、管ヒューズのハサまっていたツメとツメの
間を直結してみると…で、出たぁ~!
ほぼ半年ぶりに「壊れた!」と思っていたL-10が蘇ったのです!
「やった!」「やっほ~ッ!」「万歳三唱!」
管フューズは「5A」でしたが、部屋にあったた唯一の使えそうなAV(アダルトビデオじゃなくてオーディオビジュ
アル)製品であるSONYのDVDプレーヤー(DVDを読み込まなくなったので本棚の片隅に置き去りになってい
た)をバラして中身を漁ると… 同じ大きさだけど「10A」の管フューズをメッケ!
さっそくパクって、とりあえずコイツを入れて、半年ぶりのLUXサウンドを満喫したのでありました!
翌日、東急ハンズで手に入れた「5A」の管フューズがコレ!
修理(故障ともいえないようなトラブルに対する処置なので、とて
も修理とは呼べないけど…)に要した費用は、結果的にその半分
の32.5円也!
当初の予想の千分の一で、とりあえず音は出た!
オリジナルのフューズが切れた原因が分かったワケじゃないし、
発売から30年も経ってハンダだって、当然、酸化てるだろうし、
音は、オリジナル状態とは比べるべくもないんだろうけど…とりあ
えず、pepperの耳には結構、素晴らしく聞こえますよ!
SONYのTA-4650やYAMAHAのA-1と聴き比べができる
ように、近々、セッティング…ガンバってみようと思ってます!
カブトムシ壊れた!
こないだ羽化したカブトムシ…羽化不全で前翅がグシャグシャの…業者的に呼ぶところの“ジャンク(ヒドい言
い方だね?)”だったのですが…
カブトムシは、成虫になると、幼虫の時とは食性が変わるため「後食期」と呼ばれる「断食期間」が、長いと2週
間ぐらいあるらしく、この子も、与えた「昆虫ゼリー」には見向きもせず、腐葉土に潜ったまま出てきません。
で、こっそり掘り出してみたら…死んでました。
羽化が早すぎて、まだまだ気温が低かったせいか? 体力的に恵まれなかったのか? 理由は分かりません
が…神様に呼ばれてしまいました。
次は何に生まれてくるのか分かりませんが、命というのは、はかないものかもしれません。
カブトムシ羽化す!
2週間ほど前にサナギになっていたカブトムシが、本日、夕方、羽化しました! コレです!
メスですが、私個人としては、初めて羽化に成功したカブトムシですので、ちょっと感動です!
40年ほど昔、小学生の頃、カブトムシの幼虫を4匹買ってもらって飼ったことがあるのですが、その頃は時間
の流れが遅くて、一日が長く、日々が過ぎるのがもどかしいほどゆっくりだったような気がします。
ゆえに彼らを構い過ぎて、霧吹きで水をあげ過ぎたため、腐葉土が、アッという間にカビて、心ならずも、幼虫
もカビてしまって、全員、死亡なさったのでありました!
遠い日の失敗を40年経って取り戻したような、ちょっと誇らしい気分です!
しかし、寒い5月の末に羽化しちゃって、お友達もおらず、かわいそうな気もします。
ヤフオクでお友達を探してあげようかな?…と思ってます!
SONY TA-4650
YahooのオークションでSONYのTA-4650を落札しやした!
とあるアンプマニアの人のHPに、このアンプの修理(改造かな?)の写真と解説や感想なんかが書いてあっ
て、その中の「エモーショナルな美しい音」という文言にピクッときちゃったのが手を出した理由でごわす。
同じSONYの30マンエン近くもした上位機種の8650よりもイイ音がするってんだから、死ぬまでに一度、聞
いてみない手はありまへんよな?
で、まず2台まとめて7000円也で落札!
程度は2台ともほぼ同じ…って感じで、フロントパネルの上の角に少し当て傷があるけど、気にしなければ(気
になるけど…)まあまあ…という程度でしょうか?
でも、発売から30年を経て、パネルやツマミ、スイッチの類にはタバコのヤニのような汚れがバッチリ、ベットリ
、さらにネットリとこびりついております。
ツマミはハズしてマイペットの原液にしばらく漬け込んだ後、たわしでゴシゴシ。パネルはウエスにマイペットを
つけてセッセと拭き拭きしますと…ほれ、この通り、ピカピカに(清掃前の写真撮っときゃよかった!)!
とりあえず 「ゆうせん」のチューナーから音源を取って「A-10」の「イージーリスニング」を聞いてみますと…
ほ~ん! 確かに、色気があるのにナヨっとせず、晴朗として豊かであります。高域にキラメキもあるので、ポー
ル・モーリアなんかタマらないですな!
上のと下のでボリュームのツマミの位置(角度)が少し違うのは、下のヤツの方が正解のような気が…たぶん
、前オーナーがイジったんですな?
そうこうしてたら、もう一台「超美品」という「4650」が出てきて、ガマンできずに落札!
コレは、ホントに文句のつけようがないほどの「超美品」。で、音
の方も、保存状態の良さが影響しているのかど
うか? 前の2台よりさらに艶があるような気が…
しかし、どこからともなくクツを収集してくる犬みたいに古いアン
プばっか集めて…pepperもちょっとした「変態」かもしれませんの
ぉ?
龍馬とは…こんな動物!
NHKの大河ドラマでFUKUYAMAが「坂本龍馬」を演じるからとか、でないとか?
まあ「坂本龍馬」は、昨年末、TBSでやってた「Jin」の内野聖陽がハマリ過ぎてて、FUKUYAMAが勝てるとは、
とても思えない!…ということで大河ドラマは見ないことにしたpepperでござる。
ところで「龍馬」というのは「麒麟」などと同じく「風水」の縁起ものグッズのひとつとして、中国では古くからもては
やされていた想像上の動物らしいんでござるよ。
で、コレが「龍馬」。日本人が読むと「りゅうま」だけど、中国人はおおむね「りょうま」と発音するらしい。
頭が龍で、体が馬。ペガサスのように、背中に羽が生えている
のが特徴だから「天駆ける龍頭の馬」というワケで、幕末を駆け
抜けた「坂本龍馬」のイメージとも合致していると、pepperは思
うんじゃが…どうじゃろ?
角度を変えて見ると…こんな感じ。
なかなかカッチョええじゃろ?
その点「龍馬」に比べると「麒麟」は…
かなりカッチョわりいんじゃなかろうか?
ちなみにコイツは龍と犬のハイブリッドと言われとる。
体型からすっと…龍とチワワの組み合わせだったりして?
「麒麟ビール」の缶に印刷されたのと比べると
なんか貫禄なくて可愛いかも?
参考ながらこれらの置き物は、錦糸町で羅漢気功を用いて難病の治療にあたっておられる各務和男(かかむ・か
ずお)師の治療室にあったのを撮影させていただいたものです。
風水にかかわる四字熟語の中にも「龍馬精神(りょうませいしん)」というのがあるらしくて「何が何でもガンバるん
ば(馬?)!」という強い気持ちを表す言葉として中国人には人気があるそうな。
「坂本龍馬」は親からもらった名前じゃそうなが…外国の事情に耳目が開いていたのは親の代から…ということに
なりそうでござるな? 「りゅうま」でなく「りょうま」と読むのはそういうワケらしい。
このモダンな親にしてこの子あり…「坂本龍馬」は「坂本龍馬」となるべくして生まれ、育ったということです。
「名は体を表す!」ということらしいから、子供にあんまり変な名前をつけると、変な大人に育つ…ということらしい
ですデ! 新しく子の親となるみなさんは、あまり奇をてらった名前をつけぬ方がよいかも…です!
瓢箪から駒=意表を突く出来事
たところウマくいって、2匹が越年してくれた…というお話でしたが、コレには意外な続きがあります。
その「ビックリしたなぁもぉ!」な出来事とは…コレです!
元旦の朝、ハンミョウの虫かごの腐葉土の上に薄~いピンク色
の、ちょうど餃子くらいの大きさの、プリプリと柔らかそうな質感
の物体が転がっていたのです。
「こんなに山盛り、昆虫ゼリーをやったっけ?」と思いながら不
審な物体に目を凝らすと…
「うわ、気持ち悪ッ! う、動いてる!」。
もぞもぞ
「うきゃッ! モ、モスラの幼虫?」…なワケがないけど、それは
伸ばせば全長10cmくらいはありそうなイモ虫だったのです。
太さも、非勃起時のpepperのチ○チンぐらいはありそう。
とっても立派なイモ虫クンですが…一体全体、ドコから?
よ~く考えましたところ…この虫かごでカブトムシを飼っていたことを思い出しました。
電子発生装置から飛び出した電子にスピンをかける素子として甲虫の殻を使うことを思いついたのが昨年の8月
半ば。 「もう遅いかな?」と思いつつヤフオクで検索し、お盆過ぎに注文した3ペアのカブトムシをこのカゴで飼っ
ていたのでした。 ハンミョウは、9月の半ばに、その空き家の住人となったのです。
昨年は夏の終わりが早く、盆過ぎには寒くなって、9月の声を待たずして、わずか数日で6匹とも死んでしまった
ので、産卵しているとは思ってもいなかったのですが…産卵してたんですね?
地上にハンミョウ。地下にはカブトムシの幼虫…カゴの中ではそんな生態系が展開していたのです。
おそらく腐葉土が水浸しになって暮らしにくくなって地上に這い出したのでしょう。
水面に浮上した潜水艦みたいなもんですわ。
体格からして、すでに3齢(さなぎになる前の、イモ虫時代の最終形態)です。
今月中に蛹化&羽化してカブトムシが這い出してきたら楽しいな?…なんて思うpepperなのでありました。
ナミハンミョウ越年! 水を得た虫
報知新聞ならぬ放置ブログですので、長~いブランクも日常茶飯事ということで許してチョンマゲ!
さて、9月にヤフオクで購入した「ナミハンミョウ」20匹が、11月の声を聞くと同時にバタバタと他界し始めたことは
既報の通りなんですが…12月に入る頃には2匹にまで減ってしまったのであります。
クリスマスまであと三週間ほどという日の夜、神様が少し早めに、ちょっとしたプレゼントをくれまして…ナミハン
ミョウは、山道の脇の泥土の中に産卵する…という情報を、ネットサーフィンの途中、ある昆虫マニアのブログの中
で拾うことができたのです!
幼虫時代を泥の中で過ごすとすれば、昼間は小さな昆虫を捕食するのに明るい砂利道の上を飛び回っているけ
れど、実は泥湿地が好きなのでは?…そんな風に、pepperの第六感にピンとくるものがあったのです。
カブトムシ(どちらかというと夜行性なんだと思います)も、夜は樹液や明かりを求めてクヌギ林の腐葉土から飛
び出してくるけれど、昼間は生まれ育った腐葉土に潜って寝てますもんね!
同じように、ナミハンミョウだって、生まれ育った環境が好きなんじゃないか?…ってこってす。
さっそく、カブトムシ用のマット(腐葉土)にヒシャクで水をかけて、全体がジットリ濡れるぐらいに、いや、むしろビ
チョビチョ気味にしてみたのです。
すると、あ~ら不思議!
残った2匹が「水を得た魚」ならぬ「水を得た虫」とでもいうように、見た目にも元気になったではあ~りませんか!
2匹はブログ放置中も元気を失うことなく、削ったカツオブシと昆虫ゼリーをオセチ代わりに食べながら、除夜の鐘
を聞いたのでありました!
一方、コチラは累々と転がるナミハンミョウ18匹の死体であります。
もう少し早く、腐葉土を湿らすことに気づいていたら…彼らも揃って越年してくれたでしょうに…
無知は罪であります!
人間も、元気がなくなったら、しばらく生まれ育った土地に戻ってみるとよいのかも?
ブラックコメット
の水槽ですが、詐欺師・ト○ナガにエアレーションタイプの電子発生器を貸し出したら、ものの一週間で、ほぼ全滅
してしまった話も、彼らに代わって主役になったのがエサ金から昇格した金魚だった話も書きました。
アレからグイグイ大きくなって、その金魚を追い越す急激な成長ぶりを見せたのがコイツです。
ブラックコメットといって、尾の長いコメットという種類の金魚と鯉の人工交配種で、出目金のような、まさに“漆黒”
という以外に呼び方がないほどのまっ黒さが特徴です。
体長、体高、体幅と、すべてに肉厚な、見事というしかない堂々たる体格をしており、おそらく1歳半ぐらいでしょう
が、すでに20㌢を超えています。
では、デカい写真でもう一度、どうぞ!
顔つきはヒゲのない鯉。体型も、ズングリした鯉。鯉の血が濃い…なんてね?
ハンミョウはやっぱり肉食昆虫だった!
11月もドン詰まりまできて、9月に届いたナミハンミョウ20匹も、残り8匹…いや、今、乾電池が切れたオモチャ
のように、一匹の動きが鈍くなり、やがてコトリと動きが止まり、7匹に…
前のめりに倒れたハンミョウの全身にケイレンが走ります。生命が影のように頭の先から脚の先へとカラダの中
を駆け抜けてどこかえ消えていくようです。その後を一筋の電撃が追うと…全ての動きが止まります。
するとソコへ、元気なのが2匹、素早く駆け寄ってきたではあ~りませんか!
1匹が死にたての後ろ足をガジガジとかじったかと思ったら、大きなキバでお尻の方をハサみ、自分とほぼ同じ
大きさの死体を軽々と空中に差し上げ、放り投げます。
ちょうどうつ伏せるように、長々と死体が伸びると、馬乗り(虫乗りか?)になって、交尾の時にメスの頚を押さえ
つけたのと同じように、強い牙で頚をハサみつけ…な、何をするつもりや?
考える間もなく、そのまま死体をネック・ハンギング・ツリーで吊り上げ…栄養剤のアンプルをアンプルカッターで
切るように…といっても…頚をくわえて吊るしたたまま、前脚を使って器用に死体をクルリと一回転させたら…
さっきまで生きていたハンミョウの頭が、脱げたヘルメットのように、いとも簡単に頚から離れてコロリと地面に転
がり落ちて…うわ、気色悪るッ!
2センチ程度しかない小さな虫なのでよく見えませんが、どうやらコイツらは、ナタのような大きなキバの内側に、
鋭利な小刀のようなもうひと組の小さなキバを備えているようです。
ちなみに写真の下側、右隅近くのに見える頭が、死体から転がり落ちた頭です。
元気な時は割りと仲良く共生していますが、死んだら、お友達のカラダはたちまち食料というワケかよ?
思わず「パリ人肉食事件」のサ○ワ君を思い出しました。
頚なし死体の切断面に吸い付いて、何かをすすっているようです。人間でいえば脊髄かな?
死体のどれもが頭が落ちているので、てっきり頚部が構造的に弱いのかと思ってましたが、すべて、生き残った
仲間の仕業であったようです。
ハンミョウは、生きている間は仲良しだが、死んだら最後、トドメを刺しにくるオトロちい昆虫なのでありました。
死んだらオレンジの紋様が消えるのも…もしかしたら、仲間に髄液、血液、みんなイカれてしまうせいかもしれま
せんデ!
しかし、最後の一匹が息絶えた時は、誰も構う者がいないということで…それは…いいんだか? 悪いんだか?
どう死んでも、死は死
悩むのはやめましたわい!
ハンミョウ(ナミハンミョウ)のオレンジ色の紋様は、死ぬと消える
電子発生器「USO-800」で発生させた電子にスピンを与え、さらなるエネルギーを付加するためには、アルミ
や銅、真鍮などの金網や、アルミのハニカムなどがよいことは分かったが、なんせ網の目の大きさは、せいぜいミ
リ単位、コンマ1ミリ単位まで。
ナノレベルの網の目または格子構造をもつ素材で、比較的簡単に手に入る素材…ということで目をつけたのが
「甲虫」の殻(ホールボディーまたは硬い前翅)だ。
で、生きている時の動き方が、もしかして最終的にクルマの挙動を決めるかもしれない…というワケで頭をかす
めたのが「ハンミョウ(ナミハンミョウ)」だった。
へ下へと追い回したことがあったけど
「道教え」の別名の通り、地表スレスレを、右へ左へ、予測不
可能な軌道をとって自由自在に飛び回り、地面に下りても、そ
の歩き方の素早いことといったら…
クルマがコイツと同じ動き方をしたら、ジムカーナなんか無敵
だろうな?…そんなヤツなのですよハンミョウ君は!
電灯の光の下で撮影したのでイマイチぼんやりとした色彩だ
けど、お日様の光でコイツを見たら、とても日本のような温帯に
棲む虫とは思えないギラギラの極彩色をしておるのです。
すな? コレで獲物を捕らえたり、交尾の時にメスをしっかり押
さえ込んだりするのに使っておるようです。
上の写真でも、この写真でもナミハンミョウの翅の真ん中より
少し前の部分と頚の部分にオレンジの紋様が入っているのがお
分かりか?
コイツらは、9月にヤフオクで落札したもので、送られてきた時
には20頭ぐらいいたのが、11月に入って少しずつ死に始め、下
旬にバタバタ倒れて、今も生きているのは10頭ぐらい。
乾電池が切れたオモチャみたいに動きが悪くなり、ケイレンし
ながら死んでいくのが、定めとはいえ物悲しい。
で、下の写真がその亡骸なんだけど…
オレンジの帯が、頚のも翅のも消えちゃってるでしょ?
シイラだとかオナガダイだとか、死ぬと色が変わる魚というのは聞いたことがあるけど…死ぬと色が変わる虫とい
うのは知らなんだ!
オレンジの帯は熱き血潮の色だったのか? 今は緑の帯に色を変えて横たわる死骸。
もうすぐ12月の声を聞き、季節はいよいよ真冬に…
残り10頭も、間もなく電池が切れたオモチャのようになって死んでいくのだな?
30年も前、若き井上陽水は「ゼンマイ仕掛けのカブトムシ」なんて歌をセンチメンタルに歌っていたっけ?
「カブトムシ…壊れた。あんなに大事にしていたのに…」なんて…
秋はいやじゃのぉ! 冬はもっといやじゃ!
ワシは春と夏が大好きじゃ!