誕生日の日は、何気ない日常を送りたくてあえて仕事をすることにした。
なので、その前日が休みになった。
なぁ~んにも予定がなかった所にとある芝居の情報が舞い込んだ。
この芝居は・・・“タイトル”と、とある“出演者達”とその“公演場所”で観劇することを決めた。
そして予定手術ならぬ、予定休みの日ってば大概が・・・・雨。
雨の日なんてね・・・。
あんまし荷物を増やしたくないのに・・・。
何も今日じゃなくてもいいっていうのに・・・。
自分への誕生日プレゼントを購入して、その足へ劇場へ向かったさ!(笑)
今日はかねてより行ってみたかった、体験してみたかったついに足を踏み入れるぞこの劇場へ。
そう!青山円形劇場です。
まあるい形の舞台です。
その円を取り囲む形で客席があります。
だからその座席の場所によって同じ芝居でも別の角度で違った風景が観れることになりますよね。
なので一度体験してみたかったのです。
とは言ってもこの公演観に行ったの結局今回の1回だけですけど←
今回観に行った舞台はこちらっ!
http://www.nelke.co.jp/stage/ikiterumonohainainoka/
はい、川●春奈さん初舞台にして初主演の作品です。
川口●奈さんといえば、北乃さんに縁がありますよね、この作品で。
最近、全国各地で再放送もされているので、記憶に新しいかと思います。
まず川口さんがご出演だというのを知って、それから以前観に行った舞台でご出演されていたとある女優さんもご出演されるというので観に行くことに決めました。
青山円形劇場に初めて足を踏み入れた感想は・・・。
この劇場は隣接する青山劇場を含め、来年の3月末で閉館、取り壊しされることが決定しています。
開館から27年の歳月が経ち、老朽化が進んでいるためというのが理由らしいですが・・・。
それにしても、なんか雰囲気が心なしが暗いのですよねぇ~。
やっぱり閉館が決まっている為か、日々のメンテナンスがもはやされていないというか・・・。
なんか殺伐とした感じ。
座席はDブロックの前から3列目(だったかな?)
そもそも座席列は5、6列しかないのですが・・・。
だから舞台から客席までが結構近いのです。
・・・で、自分の座席の後ろ以外の周りの観客の顔も舞台の間中も目に入るという異質さを体感できる。
この芝居のあらすじはこんな感じ。
日常の風景が徐々に鮮烈にもの恐ろしさを加速し連鎖していく、
極めて新しい形の群像不条理劇として高く評価された本作。
殺人ウィルスの噂、あやしい都市伝説が囁かれる町。電車の事故が相次ぐ。
それは日常に暮らす若者たちには無縁の出来事であるはずだった。
生き物はいつか必ず死ぬ。私たちはそのことを忘れて生きている。
忘れないと生きていけないから。
目を背けてきた死が目前に突きつけられる。
そう、まさに・・・。
普段誰もが死の意識に希薄な日常から突然「死」のリアルさを突きつけられる。
とある大学キャンパス内で他愛もない馬鹿話で青春を謳歌する学生たち。
とある喫茶店、二股三角関係で揉める男女。
とある病院、訳アリの親子の揉め事、余命いくばくもないとある薄幸の少女。
全く、死を意識しない者達からそう遠くない未来に死を迎える者達が・・・。
とある日を境にみな平等に突然に死の恐怖に襲われるのだ。
原因不明の突然死。
ウイルスなのか何なのか・・・。
次々と人が死んでいく光景が目の前に展開されていく。
その死に方それぞれが・・・。
壮絶な死もあったり、時には笑いがこぼれてしまう死に方があったり(^_^;)
役者さんたちその役柄それぞれの様々な渾身の死に様がある意味見応えがある。
最終的に舞台上の登場人物達は一人残らず死に至る・・・だったかな?あれ、それとも一人だけ残してだったかもはや記憶にない。
まあ、なんというか・・・。
根底に流れるこの芝居が訴えかけるものは、あらすじを見ただけでも理解は容易なのだけど、でもなんとも・・・。
面白かったのだけど、微妙な芝居だったなぁ~というのが正直な所・・・。
しかも極め付けなんですが、川●春奈さんの登場シーンが主役なのにやけに少ないというところ(苦笑)
本当に主役なの??っていうくらい←
演技も・・・本当に演技指導をうけているのか、映像から舞台が初の方に陥りやすい舞台向けの発声が殆ど皆無だったという点も。。。
台詞殆ど聴き取れなかったものなぁ~。
ちょっとそこが残念でしたね。
私が座ったDブロックは川口●奈ファンには垂涎のポジションだったらしいですが。
要は彼女が正面向いての芝居シーンが多く観られる場所だということです。
彼女は身長もあるし、やはり可愛らしい方なので舞台映えする女優さんだと思うので次ご出演の際には乞うご期待ってところですかね。
公演終わっても未だ降り続ける雨。
まあ、こんなもんだろ。
帰りがけ、立ち寄った夕食はいいや松●で・・でとっとと腹を満たして家路へと就いた。