[7日 ロイター] -
<為替> 米物価上昇はピークを付けた可能性があるとの期待から米株価が上昇に転じる中、当初上昇していたドル指数が下げに転じた。ただドルは円に対しては約20年ぶりの高値を付けた。
米株価は小売大手ターゲット<TGT.N>の業績見通し下方修正を受け、当初は軟調だったが、下方修正は物価圧力緩和の兆候との見方が広まるにつれ、持ち直した。
市場では10日に発表される5月の米消費者物価指数(CPI)が注目されている。
主要6通貨に対するドル指数<=USD>は0.176%安の102.270。
ユーロ<EUR=>は0.14%高の1.0709ドル。
円は対ドルで132.99円と、2002年4月3日以来 の安値を更新。日米の金融政策の乖離を背景にドルは対円で上昇傾向にある。
豪ドルは対米ドルで0.65%高。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は7日、オフィシャルキャッシュレートを予想より大幅な50ベーシスポイント(bp)引き上げ、0.85%とし、インフレ抑制に一段の引き締めが必要となる可能性を示唆した。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 長期債利回りが急低下した。米小売大手ターゲット<TGT.N>が過剰在庫について警告し、値下げを行うと発表したことで、インフレは最悪期を脱したとの見方が浮上した。
ターゲットは7日、数週間前に示した四半期利益率見通しを下方修正。インフレで個人消費が落ち込む中、より大幅な割り引きや必需品の在庫拡充が必要になると述べた。
10年債利回り< US10YT=RR>は7ベーシスポイント(bp)低下し2.970%となった。オーバーナイトでは一時3.064%に達していた。
2年債利回り< US2YT=RR>はほぼ変わらずの2.733%だった。
物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)の5年物< USBEI5Y=RR>は3.05%に低下した。6日は3.08%だった。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> アップル< AAPL.O>などのハイテク株に買いが入り、続伸して終了した。原油高を背景にエネルギー関連株も買われたが、小売大手ターゲット<TGT.N>の業績見通し下方修正を受け、小売り株はほぼ終日軟調だった。
アップルは、携帯電話やタブレット、カメラの充電端子の規格統一化で欧州連合(EU)加盟国と議員が合意したことを受け、2024年までに欧州で販売するiPhoneの充電器端子を変更する必要が出てきたものの、株価は1. 8%上昇した。
原油価格の上昇を受けてエネルギー指数<.SPNY>も3.1%高となり、2014年以来の高値で取引を終えた。
一方、ターゲット<TGT.N>は2.3%安。インフレで個人消費が落ち込む中、より大幅な割り引きや必需品の在庫拡充が必要になるとし、数週間前に示した四半期利益率見通しを下方修正した。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 前日までの続落の反動から、3営業日ぶりに反発した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比8.40ドル(0.46%)高の1オンス=1852.10ドルだった。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 需給引き締まり観測を背景とした買いが景気先行き懸念を受けた売りを抑え、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月7月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.91ドル(0.77%)高の1バレル=119.41ドル。8月物は1.04ドル高の117.10ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 132.58/132.61 < JPY21H=>
始値 132.85 <JPY=>
高値 132.89
安値 132.33
ユーロ/ドル NY 1.0699/1.0703 < EUR21H=>
終値
始値 1.0672 <EUR=>
高値 1.0714
安値 1.0653