オマージュとサロメ | オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

主催している「ありどおろ座」オペラ団の情報や合唱の練習など音楽家としての生活です。

この数年の間に遠い所に旅立つ知人が多くなって来た。先日も大学でお世話になった独語の師が旅立った。優秀な人なのにとても気さくで友達の様に気軽に話し合えた。本当は東大に招かれてたけど芸大に来たよ、って笑い話みたいだったなあ。卒業時にリートのコンサートに来てくれて、私のヴォルフの歌曲を聴いたら具合が悪くなったよ、との感想に、そんなに酷かった?と言ったら、いやー、おどろおどろしくてさ、びっくりしたよ、との事。実は私も何か変なものを感じてたから伝わったのかなーと実感。それ以来ドイツリートはあまり歌ってなかった。
日曜日の会で久しぶりに彼へのオマージュとしてリヒャルト・シュトラウスの万霊節を歌ってみる。相方からはこれからも歌ったらと言われ、今度は何歌おうかなあ、と行き着いたのが何故かリートではなく昔から好きだったサロメ!そこでニルソンを初めてじっくり聴いたが素晴らしい。
まだこんなの歌えるかなあ。
頑張ってみようかな?
そうだ、まず楽譜を探さなきゃネ😍