誰にも気付かれなかったらしいが実は7ヵ月以上精神的に参っていた。原因は分かっている。愛犬の死だ。今でも名前を言う事は出来ないし写真なんか絶対見れない。しかしこの事から何故自分は生きるのだろうかと考えて絶望的になったのには正直言って我ながらショックだった。28年前に我が子を失った時だってこんな気持ちではなかった。苦しくて数年間暗い日々を過ごしたけれど今の気持ちとは違った。歳を取って生きている事や死ぬ事が怖くなってしまったのか。そう言えば義母は会う度に、生きていても楽しい事何にもないよ、とよく言っていてそれがとても嫌だった。気の強い母ももう死んだ方がいいとか言う様になって本当に嫌なのだった。だが自分もそう思う様になってそんな情けない自分がもっと嫌だ。基本ポジティブな自分だからそのうち戻るだろうと思っていたが中々戻らず、どうしようと大いに焦っていたのだが・・・
ジャジャーン!!
何とか浮上致しました〜!
コンサートに間に合いそうだわー
自分を変えるのは自分しかないんだわね。
何故浮上できたか考えてみたけど、昨年のテオドッシュウ女史招聘を思いだした。準備からお客様呼び込み、練習やリハーサル、女史のお世話に自分の演奏と殺人的スケジュールだったが普段身体の弱い私が1度も倒れずバリバリ物凄く元気だったのは自分を信じて頑張ったから免疫がとても上がって乗り切れたのだな、と。
今やっと、浮上して来た自分が愛おしくなって来ている。自分が楽しければ周りも楽しい。これからも楽しく、しぶとく、憎たらしく生きてやるうー。コンサートでは冷静にパワフルに弾けるわー!