ランメルモアのルチア in ローマ | オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

主催している「ありどおろ座」オペラ団の情報や合唱の練習など音楽家としての生活です。





テアトロに行くと大勢の人で賑わっていました。
そうかあ、今日は初日だったんだ。
モデルらしき人にフラッシュをたくカメラマンがいたり、
大統領の入場にみんなで拍手したり、
合唱がイタリア国歌を歌ったり、と、
なかなか華やかでした。

エドガルド役は今日のステファノ・セッコとホセ・ブロス。
2人とも地味ですがしっかりきっちり歌うタイプ。
こういうテノールがベルカントオペラを支えているんだなあ、と思います。
特にセッコは数年前聞いたバタフライの時より、
(連れ合いはその時ベルゴンツィに似てると言ってました)
胸の響きが増えてこれからも楽しみなテノールになっていました。
何年も前にスカラ座のジャンニのリヌッチョを指揮者に降ろされるなんて
可哀想でした。
(まあその時選ばれたグリゴーロの方が動けるしリヌッチョらしかったけど)。
今回5本目のこのルチアはあまり期待していなかったのですが、
テノールが良かったのでとても楽しめました。
(ルチアがちょっとね・・・Es出しゃあいいってもんでもないし。)

短期間の旅行で移動しながら5本オペラを見るのは私達にとって結構大変な事です。
でも懲りない性格なのでこれからももっともっと見て勉強しようと思います。
ペペ君、お留守番だけどゴメンねっ♡