やはりオペラを見るならいい歌手で見なければ何にもならない!
・・・と、一応プロの私でさえ強烈に思った今回の旅でした。
総勢10人!
移動するのもご飯食べるのもどうなるかとても心配だったけれど、
意外と総てがスムーズに運びました。
さて今回のメインはアラーニャの「ウェルテル」。
このオペラは私としては出る幕ないのに何故か今までに何回も見る機会がありました。
中でも忘れられないのはパルマでクラウスの「ウェルテル」です。
あのアリアが始まった時の水を打った様な静けさ、
クラウスの声を一音でも聞き漏らすまいという観客の一体となった緊張感。
予想通りクラウスは素晴らしかった。
でも・・・
アラーニャのウェルテルは勇気を与えてくれました。
発声の技術を超えた超人的な力強さ。
そこには人生の苦難を乗り越えた歌い手の生き様がありました。
もっと歌を頑張ろう!
と、一番大事なものを授かった旅でした♡
(写真はちゃっかりお弟子ちゃんが写したのを借りちゃいました)