年上のお弟子さんとの話。
この間のコンサートのDVDを見て自分が酷いとショックを受けたらしい。
そんな事はないのだが、自分に厳しい彼女の事だから自身の欠点を見つけたのだろう。
それで、今度のコンサートに私が歌ったアリアを歌ってもいいか、と訊く。
どうぞどうぞ、やって下さい、と言ったら、
先生のを全部まねして勉強します、と言う。
気恥ずかしいが大いに結構な事だと思った。
私も物真似から始まっている。
物真似とはつまり伝統を継承するという事だ。
まず自分の憧れている歌手や習っている師匠の真似から始まるのだと思う。
真似されるって光栄な事だし嬉しい事だ。
我々はよく一緒にイタリアやスペインに旅行したり、
だべったり食事をしたり買い物したりする。
私達の様に口やかましく煩い人間と行動するのは大変だろうに、
何かを吸い取ろうと見張っているみたいに注目している様だ。
私も師匠とイタリアにもよく一緒に行って何気ない言葉をよく聞いて、
勉強になりとても楽しかった。
今年はみんなともう行ってしまったが、
来年！アルベロを聴きに行こう会を決行する予定だ。
私もお弟子ちゃんも成長する事をこれからもどんどんやろうと思う。
そして価値のある限りどんどん真似されたい♡(*^_^*)
写真はこの間の旅行でのローマピッツァ！！！